汽水空間 ~言葉と次元の力学系へ~

身体で体感する言葉の世界をお届けします(*´∀`)♪

みやすけの詩 花

2009年07月08日 | 初期中期の詩
得体の知らない
形のない淋しさが
私を靄の中へ飲み込んでいく
誰かに愛された記憶を探り
この涙のわけを
いつまでも探り続けた
夜風に煽られて
体の熱を奪われて
冷たく寂しい雪のように
強張る私は
幸せを朧に見つめて
あるはずの未来に
手を伸ばすけれど
掴むのは虚しい
今の絶え間ない哀しみだけ
いつまでも彷徨い行く旅路
その道端に
今はひっそりと咲いている
一輪の花
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