汽水空間 ~言葉と次元の力学系へ~

身体で体感する言葉の世界をお届けします(*´∀`)♪

みやすけの詩 心情

2009年07月27日 | 初期中期の詩
落差の激しい心情に揉まれ
萎びた花に群がる虫たちに
私の体は分解される
暗い夜道を一人
切れた息を少し漏らして
梅雨の霧雨のように
私の存在は寂れていき
八方に散らばった
無数の希望達が
主人を見失い彷徨っている
落胆は命を小さな欠片として
私は絶望する
私自身を
私の魂を
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みやすけの詩 ソネット

2009年07月27日 | 初期中期の詩
寂しさが募り
夜に跨る一本の線が途絶えて
いつしか心は枯渇して
麗しい水は遠い過去のユートピアにて湧いている
あなたは一体どこへ行ってしまったの
私の寂しい口元が
あなたと共に語り明かした夜を綴っている
私の心は暗闇に包まれて
哀しみが夜の湿気のように
私の体にまとわりついている
あなたとまた
心を通わす事
ただそれだけを願い
この詩を綴っている
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