汽水空間 ~言葉と次元の力学系へ~

身体で体感する言葉の世界をお届けします(*´∀`)♪

みやすけの詩 自分

2009年07月26日 | 初期中期の詩
私は迷っている
見えない場所に閉ざされた心は
地に落ちて
裸のまま突きつけられる
私の宿命は
風のようにただ彷徨い果てる

疲れた体をベッドに横たわらせ
頬に這うひっそりとした涙は
いつしか枯れ果てて
私は自分という存在を
いたく呪っていくのだろう
空を見つめて
雲を追い、そして思う
私は荒波に引き裂かれ
秋の雨の中で腐りゆく
一枚の葉なのだ
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みやすけの詩 大地

2009年07月26日 | 初期中期の詩
風が流離う
大地に芽吹く命の輝き
訪れては泡沫に消えていく
あなたの小さな背中
目も眩む走馬灯の只中で
揺らめいては消えていく
私というあやふやで
決して掴む事の出来ない抽象
風が空間を引き裂き
空につながる視線に赴いて
心が連なれば
連鎖の果てに見る
一時の祝福
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