汽水空間 ~言葉と次元の力学系へ~

身体で体感する言葉の世界をお届けします(*´∀`)♪

みやすけの詩 枯れ葉

2011年03月13日 | 初期中期の詩
一人凪の中で想う 鳥は枯れ葉の様に宙を舞う
投げ掛けられたものは とても重かった
衰弱の果ての 朦朧とした未来の流れ
この手には掴める筈の言葉があった
トイレに流れて行く指輪 跡形も無く寂れて行く宇宙

中心に火が灯っているのが見える その周辺はやけに暗い
様々な粒子が点いては消える 瞬間は誰にも定められないから
その中心から遠ざかれば 増して行く圧力に屈する
見えない手は 何かを掴もうとしてもがいているから

巣から飛び立った雛は これからどうするのだろうか
空気は絶えず流動しているのに 
力の無くしたやじろべえは 必死に縋ろうとする
命という幻想に 闇は新たな光を灯す
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