空を飛びたいと 願いは心の奥底で谺している
宙に浮遊する 冷たい粒子に 触れたとき
世界は華やかさの中へと堕ちていく
宇宙に咲く山茶花を 千切り取る 血糊の付いた手で
押し退けられ 泣いているあなたは とても美しい
蠱惑に染まる花は 何時までも 犠牲になる人間を探していた
ひどく重たく降る雨 ヒヤシンスにかかる 露の重さ
震える弓から放たれた 透明な矢は 幽玄の空へと消えていく
オリオン座の輝き そこでは 虚しい人生の 涙が滴る
飛び出したい気持ちを抱えて 波のように静かな 寂しい詩を詠う
人は分かち合う愛を 探している 鳥は重力を抜け出す
この地球から遥かに離れた 無の領域へと 飛んで行く
今日も和やかな天気とは裏腹に 人は悲しみに染まる
海岸線に映える夕日 紅い旋律の唸り さざ波の小さな音
あなたはまた一段と 深い優しさを手に入れる
闇の中でもがいている 人を想う その感情が やけに寂しい
川面に映るナルシスの顔は 刹那の愛情 振りかざした刃物
この場所を貶して 孤独になっている人 冴えない花のように侘しい
心の裡で探し求めている その少女は 人から産まれた
当たり前の事実が 蹂躙される世界
谺 →こだま
蠱惑→こわく
蹂躙→じゅうりん
宙に浮遊する 冷たい粒子に 触れたとき
世界は華やかさの中へと堕ちていく
宇宙に咲く山茶花を 千切り取る 血糊の付いた手で
押し退けられ 泣いているあなたは とても美しい
蠱惑に染まる花は 何時までも 犠牲になる人間を探していた
ひどく重たく降る雨 ヒヤシンスにかかる 露の重さ
震える弓から放たれた 透明な矢は 幽玄の空へと消えていく
オリオン座の輝き そこでは 虚しい人生の 涙が滴る
飛び出したい気持ちを抱えて 波のように静かな 寂しい詩を詠う
人は分かち合う愛を 探している 鳥は重力を抜け出す
この地球から遥かに離れた 無の領域へと 飛んで行く
今日も和やかな天気とは裏腹に 人は悲しみに染まる
海岸線に映える夕日 紅い旋律の唸り さざ波の小さな音
あなたはまた一段と 深い優しさを手に入れる
闇の中でもがいている 人を想う その感情が やけに寂しい
川面に映るナルシスの顔は 刹那の愛情 振りかざした刃物
この場所を貶して 孤独になっている人 冴えない花のように侘しい
心の裡で探し求めている その少女は 人から産まれた
当たり前の事実が 蹂躙される世界
谺 →こだま
蠱惑→こわく
蹂躙→じゅうりん