汽水空間 ~言葉と次元の力学系へ~

身体で体感する言葉の世界をお届けします(*´∀`)♪

みやすけの詩 手紙

2011年08月20日 | 初期中期の詩
明かりのない部屋で 何もない夢を見る 明かりのない部屋で 何もない缶を漁る 建前では愛をくれる あなたは優しいから 何でもくれる 使い古しの消しゴムとか 趣味に会わないティーカップとか でもあなたのそんな可愛い所が好き 真面目くさって愛の意味のこととか語らなくて 女の人って、なんで泣くの? って寂しそうに瞳を丸くさせたりして・・・ 不安なんだよね あなたにとって世の中の不平等とか 不毛な争い事で傷ついていく人の存在とか そういうことを漠然と感じているあなたは なかなかそれを形にできずに たまに苛立ちさえ見せる でもね 不謹慎かもしれないけど あなたが思い描く未来は そこまで暗くないかもしれないよ 私とあなたが階段で不意に手を繋いだときも 小さく丸まって二人夜を過ごしたあのときも 確かにあなたの手は 温かくて少し柔らかかった ただそれだけの日常なのに それは独りよがりな ちっぽけな妄想かもしれないけれど あなたはそれでも私の中で しっかりと息づいている
から 例えあなたが不安に刈られて 泣きたく
ても泣けない夜の流れにいても 私だけは ずっとここにいるから・・・ そうね 改めて言葉にするのも ちょっと恥ずかしいけど へへ うん 大好きだよ
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