忘れていた あなたの声を 不思議なくらい 夢の中は陶然としていて 遥かな季節が 麗らかな時間の中で 私の記憶と共に 川を遡上する 嬉しい事や 哀しいことが まるで明日に掲げる神話のように 一つ一つが悠然としていて それでいて 愁然としていて 秋口に差し掛かった 緑は枯れる寸前の命 繰り返す言葉と 終わらない季節の流れの中で 一瞬が 絶え間ない一瞬の流れが あなたを想うこの気持ちと重なりながら 時代はまた一つ転換期を迎える 新しい風が 季節を彩る花のような辛辣さの中で あなたを探している 小さな背中 それでいて 暖かな微風を思わせる 強かな腕の放埓さ そこでは何か深閑とした それでいて鬱然とした愛の流れが存在していた 実しやかな嘘と現実 麗らかな気概が 生きる事に奮闘しているあなたの背中に旋回している 厳かな表情とは裏腹の 一瞬の安らぎの情感は 絶え間なく暮れゆく夕日のように それは涼やかな季節に彩られていた 言葉の中の端々に 憂いを秘めた心がある 私は何時ぞやこの愛を 心で感じ あやふやではあるけれど それでいて深い情景に表れた この心情を大切に 大切にしていきたい
素行する雲 素姓を露わにしない烏の困惑 命が震える 大切なことは いつまでも愛し続けるという心 または哀切 気丈に振る舞う あなたは一つの生命 大切な命が 壊されていく まるで恐怖を感じた子供のように 軽率な嘘を云わないで 奇跡に踊らされて 未知なる飛行に胸を時めかせる まるでそれは一つの詩 永遠を別つ鳥が 明日に消えていく 想像する者は 溜息を吐いて 落胆に身を屈める あなたは生きているが故に 胸を詰まらせる 遮られた太陽のように 儚い調べは 暁の流れの中に
素行する雲 素姓を露わにしない烏の困惑 命が震える 大切なことは いつまでも愛し続けるという心 または哀切 気丈に振る舞う あなたは一つの生命 大切な命が 壊されていく まるで恐怖を感じた子供のように 軽率な嘘を云わないで 奇跡に踊らされて 未知なる飛行に胸を時めかせる まるでそれは一つの詩 永遠を別つ鳥が 明日に消えていく 想像する者は 溜息を吐いて 落胆に身を屈める あなたは生きているが故に 胸を詰まらせる 遮られた太陽のように 儚い調べは 暁の流れの中に