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シベリアで3万年眠る巨大ウイルスの蘇生に成功

2014-06-18 | 学問

 今日は先の南極の苔に対し、北の極寒の地シベリアの永久凍土層から発見された巨大ウイルスのニュース。
 フランスとロシアの研究チームがシベリアの永久凍土の中から3万年前の巨大ウイルスを発見したと発表した(3月3日、米科学アカデミー紀要に発表)。このウイルスは「Pithovirus sibericum :ピソウイルス・シベリクム」と命名された。
 発見したのは、年間平均気温が氷点下13.4度の東シベリア海に近いチュクチ自治管区沿岸のツンドラ地帯から採取した、深さ30メートル地点の永久凍土のサンプルから。土壌サンプルは、含まれる植物の放射性炭素から3万年以上前のもの。
 研究チームはウイルスを解凍し、シャーレで培養を試みたところ、ある特定の単細胞生物にのみ感染し、ウイルスの蘇生に成功した。ウイルスは「巨大」だが無害だという。
 論文を発表した仏国立科学研究センターは、長期間潜伏していたウイルスの発見によって、凍土に葬られていた未知の病原体が、地球温暖化の影響で目覚める可能性が示された、と言う。
 ◆巨大ウイルス
 ウイルスとは、他の生物の細胞を利用して自己を複製させることのできる微小な構造体で、タンパク質の殻と内部の核酸からなり、生命の最小単位である細胞をもたない。
 巨大ウイルスとは、概ね「通常の顕微鏡で見ることができるウイルス」との事。これまで発見された最大のウイルス(パンドラウイルス)は長さ1マイクロメートル、直径0.5マイクロメートルで、約2500個の遺伝子のものもある。ちなみに、インフルエンザウイルスは遺伝子を8個、HIVウイルスは遺伝子が約12個しかない。
 今回発見された巨大ウイルス(ピソウイルス・シベリクム)は、長さ1.5マイクロメートル、直径0.5マイクロメートルで、遺伝子数約500個と言う。

 

 曇り空。風は弱く、少し蒸し暑い一日。
 畑の野菜は先日の雨から少し成長が速くなった気がする・・トマト・ナスなどは沢山の花が咲き出した。畑からの帰り道、フランネルソウの花が咲いている。全体に白い綿毛が密生し、外見がフランネル(柔らかく軽く白い毛織物)の様だ(名の由来)。和名は酔仙翁(すいせんのう)、この名は属名のセンノウと花色が赤からで、赤い花→赤い顔→酔った顔の連想からとの由、なるほど。でも花色には白もあるのだけれど。

Suisennou406181 スイセンノウ(酔仙翁、水仙翁)
学名:Lychnis coronaria
別名:フランネル草
英名:Rose campion
ナデシコ科センノウ属 
耐寒性宿根草(ときに一年草)
原産地はヨーロッパ南部
開花時期は6月~7月
茎の頂部に五弁花を付ける
花径は2cm~3cm位
花色は明紅紫色、白・ピンクもある


Suisennou406182 Suisennou406183