5月3日の長時間釣行に続き、
5月5日に短期決戦の外房釣行を敢行しました。
今回は相棒としてO君をスカウト、
下げ潮でボートが上げられなくなる10:00、
いや安全マージンを取って9:00頃までの短時間勝負です。
3日よりおおよそ30分早く始動、
現地着は4:00少し過ぎたころで、
やっと明るくなり始めた頃でした。
久し振りにステキチさんが参戦して準備中。
toshiさんとタンデムでルアー勝負だそうです。
日の出は4:44。
ちょうど日の出時刻に合わせて出航です。
朝焼け。
この日は南風ですが弱くて影響はほぼ無し、
凪に近い海況と予想していました。
しかし、前日吹き荒れた風の影響が残っていて、
かなりうねりが入っていますし、
風もないのに波もあります。
酷くなる可能性はほぼないので、気にせずに出航しましたが、
toshiさんは船酔いして途中帰航したようですし、
O君も少し船酔いしていたようです。
3日にベイト反応が激しかった30mラインを確認しますが、ここにはベイトはいませんでした。
それならばジギングポイントへ。
3日は逆潮で根の東側だけにベイトがいましたが、
この日も逆潮ではあるものの、このあたり一帯が、
3日の30mラインの反応を上回る激熱画面です。
ステキチさんとtoshiさんです。
ボート周辺の海面をよく見てください。
なかなかのうねりですね。
魚探画面の真っ赤な反応に、気合を入れてジグをしゃくりますが、
画面とは裏腹に魚信は皆無。
この反応の主が10cm未満のミニイワシだという事はわかっているので、
この日は10cmほどのショートジグと、18cmほどのセミロングジグを併用しています。
徐々に沖に移動しますが、どこもこんな反応です。
60m、70mと深くなっても、一面上層から下層までベイトだらけ。
「これじゃ、ジグに気づく前にお腹いっぱいなんじゃないの?」
なるほど、そうかもしれません。
どの水深までベイトがいるか確認したところ、
80mではベイト反応がありませんでした。
ちなみにこのあたりの海面温度は、
15℃台。
写真はありませんが、岸寄りの水温は14℃ほどでしたから、
沖の方が少し暖かいようです。
少し浅い方に移動すると反応が出始めましたので、ここでジギング再開。
そして、この日のファーストヒットはO君でした。
「あれ?かかっていると思うんだけど…、引かない」
そう言いながら巻き上げたのは、
バーサー(笑) でもおいしそうなマサバですよ。
サバに用はありません。
もう少し岸側に移動して、ベイト反応の中を確認しましょう。
少し移動するとこんな反応が出始めます。
このベイトの群れの一番沖側の端を狙う作戦。
ベイトの群れは徐々に岸寄りに移動して行き、
70mライン、65mラインと少しずつベイトの端=我々も岸側に移動します。
時間は7:00、既に出航してから2時間強経過。
その間ずーっとこの反応です。
時刻は7:30。
水深50mからかけ上がり40mになる小さな根まで来ました。
相変わらずすごい魚探反応と無の魚信。
でもしゃくるしかありません。
ショートジグ中心に使ってきましたが、なんとなくこの時はセミロングに変えました。
もう少しでリーダーに入るかという水面下10m強だと推測します。
「コンッ」
あたりました。
「おりゃ!」
アタリが小さめだったので、控えめに合わせました。
「かかった!」
フッキングしたようですが、魚が横か上に向かって泳いだようで、
ロッドには大したパワーは伝わって来ません。
「ネット要りますか?」
とぼけたO君の一言。
「多分要るよ、青物だし」
そんな会話をしていた時に、
「ジ、ジジ、ジジジジジジジジーーーーーーーーッ!」
突然の大パワー炸裂!
「!!!」
一気にドラグ音が鳴り響き、ラインがどんどん出されます。
あまりのパワーに言葉が出ないぐっちゃん。
ラインの放出量に驚きを隠せないO君。
もう止まるだろう、と思っても、全然止まりません。
水深45mくらいの場所で水面下10mでヒットしたわけですから、
深さは十分にあると思ったのですが、
あっという間に3、40m持って行かれました。
「ゲゲッ、底についちゃうかも」
ようやく初回の突っ込みが終わって、ここからは綱引きです。
元々ドラグはやや硬めの設定でしたが、
さらに締めこんでいきます。
でも、
「ジジジ――――ッ」
巻いてもその2倍は引き出されるという劣勢の勝負を強いられ、
徐々に体力を奪われます。
既に50mはラインを出しているでしょうか。
ロッドの尻をお腹に付けて耐え忍び、
10分ほど経過したころ、ようやくラインを大きく出されるようなことは無くなりました。
今度は出された分の2倍巻くイメージ。
徐々に魚が近づいてくる感触があります。
「絶対ばらさないでくださいね」
O君もここに来て、そのサイズ感を感じているようです。
そうであるなら、この魚の姿を見たいじゃありませんか。
「見えたっ!」
「でかい!」
明らかに自己レコードサイズとわかる銀色の魚体を確認して、超興奮状態です。
ネットを用意してスタンバるO君。
でも、尻尾から入れようとして大暴れされてしまいます。
「頭から入れないと獲れないよ」
「はい、でもでかすぎて…」
ぐっちゃんがリーダーを掴み、O君が頭からネットをかぶせ、
最後にネットのフレームの両端を2人で持って、
一気に船内に引き上げました。
「重っ!」
120cmのメジャーが足りません。
推定125cm。
大量出血してしまいましたので、リリースは諦め血抜きしました。
当然クーラーには入らないので、ボートの床に置いて釣り続行です。
この後どんどんイワシベイトが移動してしまい、
8:00頃にはほぼベイトのいないいつもの海に戻りました。
少し頑張りましたが、O君の体調が悪くなったのもあって、
8:40頃に釣りは終了。
ステキチさんに自慢がてらブツ持ち写真を撮ってもらいました。
これにて撤収です。
港に戻ると、予想より潮の引きが早く、
9:00ですがかなり潮位が下がっていました。
帰航後に重量を計ってみると、
血抜き後ですが14.6kgありました。
釣った直後なら15kgあったでしょうね。
時間も短かったですし、東西の移動はあまりしていないので、
距離も短めでしたね。
満タンに入れていなかったので比較は難しいですが、
燃料消費は6~7リットルほどだと思います。
12:00には自宅に帰れましたが、それからが大変。
このサイズを捌けるのは風呂場か庭くらいでしょう。
ガレージに新聞紙をひいて解体ショースタート。
まな板が超小さく見えます。
カマだけでいつものケースはいっぱい。
3枚に捌いて身をバケツに。
完璧にはみ出ていますね。
巨大カマは3人で食べても残すほど大きかったです。
大きいヒラマサは味がどうかな、と思っていましたが、
このカマ焼き、メチャクチャ美味しかったです。
125cm、14.6kgは自己記録をはるかに更新するレコードです。
釣りができる時間が短いことを承知の上でのチャレンジでしたが、
結果は最高でしたね。
一気にワカサギモードからヒラマサモードに転換、という感じになりましたが、
ゴールデンウィーク最後の釣行は、またワカサギの予定をしています。
それではまた おやすみなさい
やはりワカサギ追い回している場合じゃぁないですね。(笑)
二回目でベイトに合わせ仕留めるところは流石です。
5日はウネリ酷いと思い館山に行きましたがsaiさん共々見事撃沈!
今日は外房と張り切り2時起きしたのに波予想2.5mで断念、トホホ。。。
なかなか天気がこちらの都合に合わせてくれません。
天気が恨めしいですよね。
結局、3,5,6日の3日しか出せなかったと思います。晴れていても風が強かったり、風はなくてもうねりが残っていたり…。
5日はもう少しマシな海況かと思いましたが、うねりは相当残っていました。9:00~16:00くらいが潮が低くなるので、朝のうねりを避け9:00くらいに来場して長時間勝負の方も見えましたが、ベイトがいなくなってしまったのでどうかなーという感じ。3日の状況から短時間勝負を選んで、結果的に成功でした。
ただ、ショートジグではなくセミロングにかかったのは想定外。ショートジグだったらタックルがワンランク弱いので取れたか疑問ですが(笑)
漁師さんが釣れるヒラマサは2~3キロだと言っていたので油断しました。
短時間勝負でこのsizeをあげるのは持ってますね⁉️
私もその日朝めざめたんですが、前日の釣り疲れがあり断念しました、多分出撃しても船酔いしてたかな?イワシがモリモリなうちがチャンスでしょうか、ヒラマサつりたい。
イワシベイトは8:00にいなくなってしまったので、短時間勝負とはいえチャンスは8:00までの3時間で、それ以降はノーチャンスだったと思います。3日は14:00くらいまではベイトモリモリだったので、いつどこにベイトが出没するかわからないところが外房らしいです。
この日のうねりはなかなかの物でしたよ。海に弱い方だったら100%船酔い間違いなしでしょう。事前情報では小ぶりなヒラマサがいるという事だったのですが、このサイズはちょっと驚きましたね。
イワシ絨毯で青物反応無しでも、事前の漁師さんからの情報でヒラマサやショゴがいることはわかっていましたので頑張りました。このサイズとは聞いていませんでしたが(笑)
125cmという全長と取り込みの大変さから20kg近くあるかなと期待したのですが、15kgでしたね。捌いたらお腹は空っぽだし、卵も持っていませんでしたから、オスだったのかな。イワシたくさんでも空腹というのが不思議ですね。痩せている印象はありませんでしたが、確かに太ってはいませんでした。
にわかジギンガーが獲れるほどビッグワンは甘くはないのですが、身近でこんなのが釣れると夢が膨らみますよね。ツッシーさん、次はたぶん貴方ですよ(笑)
写真見る限りでも立派!
味わいたいです、引きと重さも
久々なのに、美味しい所持って行きますね 笑
本当に重そう❗️
久々って、3日にお会いしたじゃないですか。
3日に丸1日ジギングして、直近の外房の状態を把握していたからこそ今回の一発に繋がったんですよ。
とは言え、想定を超えるビッグワンだったので、誰よりも自分が興奮していますけど(笑)
本当に重いし長いし…。重さを計ろうとしても顔の高さぐらいまで上げないと尻尾が地面についてしまいます。写真写りを気にして大きく見せようなんて、考える余裕もない大きさでしたよ。
今度はフォードさんもぜひ!
数cmのワカサギから125cmのヒラマサですから、凄いギャップですよね。
数釣りを目指すワカサギに対し、ボウズ上等でサイズを求めるヒラマサ、どちらも奥が深くて楽しい釣りです。
ワカサギ釣りは座りっぱなしで動かないゆえ腰痛になったりしますが、スモールボートでのヒラマサ釣りは肩や腕、さらにバランスを保つための踏ん張りで足の筋肉が翌日にはパンパンになります。こちらはまさに使い過ぎで筋肉痛です。
2ヶ月ぶりに外房で海釣りをやって、湖との海面の差にちょっと驚いています。今までは荒々しいのが当たり前だと思っていましたが、湖の静けさを知ってしまうと外房ってなんて危険な海なんだって思ったりもしますよ。
知床半島の事故ではないですが、天気と海況を予測しての安全な釣りに留意しています。