5月3日憲法記念日、
2月28日にイカゲー&サバゲーに興じて以来、
2ヶ月以上ぶりに外房で浮いてきました。
3月はワカサギ釣りを優先し、
4月はほぼすべての週末が天候不良や強風で出航不可能でした。
ゴールデンウィークに入ってもその傾向は続き、
この日にようやく浮けそうな天候になったというわけです。
いつものコンビニでおにぎりを調達し、
4:30に現地着。
この日の日の出は4:46。
4:00頃には東の空が明るくなりだします。
日の出が早くなりました。
前日潮干狩りに行ったように、この日の潮周りも昼頃に干潮で、
9:00~15:00くらいは潮位が大きく下がるので、
ボートを上げることができません。
腰を据えて、朝から夕方近くまで浮かび続ける覚悟です。
まずはジギングポイントへ。
思ったよりも北東風が強いです。
一方で潮はあまり動いておらず、
どちらかというと東から西に流れる逆潮。
風と潮が同調する形になって、ボートは3km/hほどで東から西に流されます。
いつものベイトスポットは逆潮の時は無になります。
反対に根の東側は、
これはいつもの「釣れない反応」ではなく、イワシベイトが入ってきているかもしれません。
このように上層部に良い反応が出るときは、
青物爆釣の可能性もあるのではと思いました。
これで真潮なら超期待大なのですが、あいにくの逆潮です。
これがどう出るかはやってみなければわかりません。
水温は15℃台。
そして、ジギングポイントより少し沖側で、
こんな感じの海が…。
わかりますか?
手前は緑色、奥は黒色。
そして色の変化する部分が潮目です。
この潮目にはたくさんの浮遊物や海藻類が浮かんでいました。
上の写真は北から南を見る形ですね。
潮目まで行って、右側が緑色、左側が黒色。
この写真は東側から西側を写しています。
この境目より少し沖側に移動すると、
こんな感じの熱い反応。
ちなみに80mラインまで行ってみると、上層部の激熱反応は無くなって、
下層部分に良くある反応。
これはこれで期待できる反応ですが、この日は不発でした。
先ほどの潮目は徐々に北側、つまり岸側に移動して行きます。
そして、黒くなった海域にはベイトがつきます。
しばらくすると境目がわからないほど岸寄りまで黒い海になりました。
鳥も飛び出して、もう少しで鳥山になるか、という状態。
期待しましたが鳥山にはならず、ひたすら回遊しているだけのように見えました。
イワシベイトが入ったために、どこで釣ってもそこそこベイトがいる海ですが、
なぜか青物からの魚信は皆無。
長時間のジギングで体には疲労が溜まっていきます。
予定外に風が強くなり、流し直すたびに飛沫を浴びて心が折れかけます。
10:40ころ、ゴールデンウィーク名物のあの方々が接近してきました。
そう、海上保安庁。
ゴールデンウィークには必ず出没します。
これまでは陸で密漁者を待ち伏せするパターンが多かったのですが、
今回は海から。
例の知床半島の観光船の事故を受けて、
海上保安庁の職員の皆さんは相当尻を叩かれているそうです。
船検証、操縦免許証を提出してチェックいただき、
海上保安庁は次のターゲットを求めて移動して行きました。
今まで外房では海上保安庁の船が近づいても、
船検番号とライフジャケットを双眼鏡で確認するだけで、
臨検のようなことはほとんどなかったのですが、
「知床半島の事故で上からの指示がメチャクチャ増えているんじゃないですか?」
というぐっちゃんの質問に、
「そうなんですよ、観光船などは総チェック指令が出ています」
だそうです。
まあ、お互いにいい迷惑ですよね。
いよいよ風が強くなりますが、
この日は夕方に向け風は落ちる予報です。
我慢して釣り続けましょう。
少し岸寄りに移動して、
お土産の根魚でも狙いましょう。
この日は長時間勝負になることが確定していましたので、
エビエサを持ってきています。
ところが強風と逆潮がテンヤの着底をわかり辛くしています。
得意の「操船しながらテンヤをコントロール」がうまくいきません。
ようやくアタリがわかって、この日最初に釣れてきたのは、
塩焼きサイズのチャリコでした。
それにしても根魚が食ってきません。
時合いではないのでしょうが、それでも裏切らないのが根魚なんですけど。
ようやく釣れた良型のアカハタ。
これでひと安心。
釣り辛さから根掛かりが連発し、テンヤを3個ロストしたところで根魚狙いは終了。
再びジギングに。
午前中より浅いところでベイトがモリモリですが、
どうしても青物が釣れません。
後からわかったのですが、どうもこのイワシベイト、サイズが10cm以下と小さいようで、
マッチ・ザ・ベイトという状態ではなかったようです。
15:00近くまでジギングを続けましたが、
結局青物ボウズに終わりました。
海はすっかり穏やかになりましたが、
その分ベイトも静かになってしまいました。
ここでストップフィッシング。
細かい移動を繰り返したのと、長時間釣りを続けたことで、
航行距離は伸びましたね。
釣りの時間も10時間を超えています。
モバイルバッテリー魚探システムだとバッテリー切れになる長さです。
それなりに燃料も使いましたね。
青物はぐっちゃんには微笑みませんでしたが、
漁師の引っ張り船では小ぶりなヒラマサやショゴが釣れていたそうです。
このあたりにヒントがあるかもしれません。
青物がいないわけではないので、このベイトが多い状態が続くのであれば、
やり方次第でチャンスはあると思います。
5月4日は強風で危険なので、次回は5月5日に再び外房予定。
実はこの記事は5日の夜に書いているので、もう結果は出ているんですけどね(笑)
仮説を実証できるか、次回記事をお楽しみに。
それではまた おやすみなさい
私は釣り好きというよりも寧ろ海好きなんでしょうね。潮の香がいいですね。
この海なら魚が釣れようが釣れまいが楽しいでしょう。
何か事故があると保安庁が厳しくなります。
手漕ぎはこんなところまで出てくるなとか、もっと岸沿いで釣りましょうとか、どこででも釣れるとでも思ってるかのように注意です。遊園地のボート遊び扱いです。
伊東や網代の沖にもやってきそうですね。
貸しボートの場合はトラブルを起こすとボート屋さんに迷惑をかけてしまいますのでおとなしく応じるしかないです。
僕も海の記事を書いていて、これがホームだなあと思います。このところの湖の穏やかさから、海の荒々しさを再確認しているところでもあります。
海上保安庁もやりたくてやっているわけではないでしょうが、あのような事故があるとどうしてもあわただしくなりますよね。もっといやなのは、その事故を引き金に安全性を前面に出して出航場所を閉鎖するような動きです。先日まで利用可能だった内房の港が、マナーとごみ問題を理由にスロープ使用禁止になりました。ごみはボートではなく陸っぱりの人やバーベキューなどをやっている人だと思うのですが。
レンタルボート屋さんはボート屋さんの生活があるので簡単には閉鎖されないでしょうが、正直、観音崎沖とかでかなりの距離まで手漕ぎで出されている人を見ると、これって大丈夫かなーと僕でも思います。