静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

学園の昼食

2019年02月12日 10時10分52秒 | 学園紹介

今日は趣向を変えて、学園の食事をご紹介します。
たかが食事、されど食事。
食べることは生きていく上での楽しみの一つです。
特に娯楽が限定される船の上ではなおさら。

だから、漁船生活で不満がないように、学園の食事は質素です。
・・・なんてことはありません。そんなに豪華でもないけど。


私が一緒にとる昼食の写真です。
写真は私の分なので、ご飯が少量ですが、生徒は丼いっぱい。
さらにご飯とスープはお替わりの用意があります。


校外で見学を行うときは弁当を用意してもらいます。

管理栄養士の考えたメニューで、若い生徒たちに十分な栄養をとってもらいますよ。

実際に食べてみたい方!
授業がある日の見学なら、食材費の実費負担で生徒と昼食が可能です。
学校の雰囲気も分かるし、お勧めですよ!

Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp
ホームページ www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940
2月も見学会を行いますよ。
詳しくは学園ホームページ、または漁師.jpをご覧ください。

 園長のつぶやき
漁師になるために学園に来るのはお得か?
・・・先週の続きです。

次ぎに適性です。
漁師は経験も学歴もいらない、となっています。
だからと言って、誰でもできると思ったら大まちがいです。
特に高度な手先の技術が必要な場合、それを「見よう見まねで短期間」に覚えなくてはいけません。
覚えるのが遅いと「半人前」の期間が長くなり、叱られたり注意されることも続きます。
そうなれば、だんだん仕事がイヤになります。
学園で一年をかけて覚えれば良いので、手先が器用でなくても何とかなります。
でも、いきなり漁船に乗れば、最短で戦力になることを期待されるのです。

それと、給料高い大型漁船では、資格がとれるかも大事です。
大型漁船では、国家資格である海技士を必要とします。
就職して3年たつと海技士資格をとることができます。
ただし「試験に合格すれば」です。
つまり就職して3年後に勉強が必要になります。
海技士資格がなければ、船長なり機関長なりの役職つけずヒラ船員のままになります。
クビにはならないと思いますが、給料は上がりません。
後から来た後輩に抜かれて、仕事の立場は下になります。

漁師の仕事理解せずに「漁師は魚を捕るだけが仕事」と思って就職した結果です。
そして「思っていたのと違う」・・・となります。

つづく。

コメント
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