静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

船舶職員養成講習会の講習生が機関実習棟で学習

2019年02月22日 09時48分38秒 | 日記

お知らせです。
来年度入学生の追加入学試験がホームページにアップされました。
http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940/recruit.html

現在、学園を会場に行われている船舶職員養成講習会
船舶職員って何?と思うでしょうけど、海技士資格を持った船員です。
法律で、船に必要な海技士を乗船させることが決まっています。
これが船舶職員で、他の人は部員です。
いくら船に乗る人が増えても、船舶職員が確保できなくては船は運航できません。
そこで船舶職員養成講習会をやっているんです。


でも、この講習を受けているのは漁船に乗っている人たち。
だから実際にエンジンなんかは扱っている経験はあるんです。
このため、通常は座学だけで良いのです。
それでも、教わっていることと、実際の機器を照らし合わせることで理解が進みます。
学園の職員が臨時講師で説明を行いました。

この職員、みなさんご存じの実習担当の先生です。
とは言え、元は遠洋マグロはえ縄漁船の機関長だし、学園でも授業を持っていました。
機関を教えるのはお手のものです。

Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp
ホームページ www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940
学園の見学はいつでも受付しています。
日程については園長にご相談ください。
なお、学園への入学に関係なく、漁師になるための質問にもお答えします。

 園長のつぶやき
間に立つ人いることが大事です。

学園卒業後の就職先は県内漁業に限定しています。
これを良くないと思う方もいるでしょう。
しかし、現実的に卒業生が就職先で問題なく働くことができるとは限りません
問題が起きたとき、卒業生は
 「会社に問題がある」
と言うでしょうし、会社は
 「卒業生に問題がある」
と言うでしょう。

その時に、学園が間に入ることができます。
卒業生のことも良く知っているし、県内の漁業会社には発言もできるからです。
もし問題がある会社なら、今後の生徒の就職を見合わせることも考えます。

学園では16才で卒業する人もいます。
精神的には、まだまだ未熟な部分がありますよ。当然です。
ですから学園も「卒業したら、はいお終い!」とはいきません。
卒業しても、彼らが一人前に育つのをサポートしていきます。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする