小さめの作品がぎゅうぎゅうに詰まったグループ展ですが、なかなか見ごたえのある展覧会になりました。ベテランから若手まで顔ぶれも多彩で、ジャンルも、絵画、立体、写真などいろいろです。
個人的な好みでいえば、林教司さんの「問う」。黒鉛をすりこんだベニヤ板(?)を壁と床に配し、床の板の上に、いすの鉄製の枠組みを置いただけのシンプルな作品ですが、見る者を粛然とした気持ちにさせる、或る種の厳しさを持って . . . 本文を読む
革工芸の個展ときいて、よくありがちな、財布などの小物をならべている展覧会と思って見に行ったら、色鮮やかな革絵などもあって驚きました。ごく薄い革でできた軽いハンドバッグやベストなどもあり( まるでプラスチックみたいに、透けて見える!)、良い意味で裏切られたという感じです。
革絵は「galaxy」「あじさい」など。支持体に革を使っているのはもちろんですが、アクリル絵の具で着色をしているため、目を見 . . . 本文を読む