北海道美術ネット別館

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山口裕美「観光アート」(光文社新書)への共感と違和感

2010年12月16日 23時35分02秒 | つれづれ読書録
(承前)  この本の30ページに、こうある。  日本よりも早く成熟化を迎えた欧米で、芸術文化や美術館をテコとした都市再生の成功例が数多く見られるように、都市化や人口成熟化、サービス産業の主力産業化が進むと、文化やアートへの期待や要望が高まる。  そうした場所では、確実に地域のイメージアップや観光集客による経済効果が起きている。その地域の魅力が増すことによって雇用が増え、出身者が地域に戻る。レ . . . 本文を読む

本屋さんが消える

2010年12月16日 23時12分46秒 | つれづれ日録
 先日、北海道新聞の他の地方版を見ていたら、留萌・宗谷版に、留萌市内の誠文堂書店など書店2軒の経営が行き詰まり、近く破産を申し立てる-というベタ記事が目にとまった。  筆者は1988~90年、留萌に住んでいた。  当時、市内には、誠文堂書店と浜田商事の2軒の本屋があった。  本屋なのに「商事」とはこれいかに、と思い行ってみたら、文房具の方が主であるようだった。  両書店には岩波文庫がなかった。 . . . 本文を読む