「ゲゲゲの鬼太郎」などではなく作者の妖怪画に焦点を当てた絵画展。
水木しげるの妖怪画はとにかく背景の描きこみが細かいこともあり、タブローとしても十分な強度を持っており、見ごたえがありました。プロダクションの制作であり、すべてのペンを水木本人が入れているわけではないのでしょうが。
前半部で、水木の生い立ちや戦争体験をパネルで簡潔に解説するとともに、神田の古書店街で入手した鳥山石燕の画集や『 . . . 本文を読む
(承前)
左から
外山麻子さん(札幌)「果報は寝て待て」
佐藤武さん(札幌)「孤獨な筺」
高野理栄子さん(小樽)「Ame」
外山さんは時計付き。
佐藤さんは陶芸。本業は画家ですが、写真や陶芸も玄人はだしです。
「Ame」の拡大画像。いつもの版画と題は同じですが、少し違う雰囲気です。
上から
朝地信介さん(札幌)「彼我の境」
泉修次さん(札幌)「封印が切られた匣」
画 . . . 本文を読む
おもしろかったです。単なる小品展じゃない。
たぶん「はこ(箱、函、匣)」というテーマが、いつも絵画や彫刻を制作している人に
「あれ、じゃ、自分がいつも作っているのは何なんだろう」
と考えさせるきっかけになっているのではないかと思いました。
たくさん画像があるので便宜上、2本にわけて紹介します。
写真を載せていない作品にも、良いものがいくつもありましたので、ご了承ください。
右 . . . 本文を読む