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國松明日香「若草と馬」●釧路管内白糠町の野外彫刻(1) 2024年12月、釧路へ(24)

2025年01月10日 16時27分38秒 | 街角と道端のアート
(承前)

 なぜ釧路管内白糠町で普通列車を途中下車したのでしょうか?

 それは、この町に、札幌出身の彫刻家本郷新の野外彫刻があるという話を聞いていたからです。それも、相当デカい作品らしい。

 道東まで来るのに旅程に余裕があるなんて機会はめったにないことです。せっかくですから、白糠の街角にある野外彫刻をコンプリートしよう! と決め、綿密に町営バスなどの時刻を調べておいて、白糠駅に降り立ちました。
 
 
 まずは、白糠駅を出て、すぐの街路を右に曲がります。
 地図には「ハミングロード」と記されており、どうやらこの道路沿いが一番の商店街のようです。

 この1本海側(線路の反対側)が、滝川と釧路を結ぶ大動脈である国道38号です。

 角を曲がって数メートル行くと、左手に、インターロッキング舗装が整備された一角があり、その入り口のところに、これがありました。
 北海道を代表する彫刻家、國松明日香さんの鉄の作品です。
 曲線によるかろやかなスタイルの彫刻は、道内各地に設置されています。

 ただ、画像を見れば分かるとおり、筆者が訪れたのが12月だったため、彫刻がクリスマスのイルミネーションと一体化していました。
 イルミネーションをフレームから外して写真を撮ることは不可能のようです。

 これは、再訪したほうがいいのかなとも感じました。
 






 
 ちなみに、この一角の奥にはもう一つ國松明日香さんの彫刻があり、位置関係は上の画像のとおりです。もう1点は次項で紹介します。
 なお、左手奥にある朱色の屋根の小さな建物は公衆便所です。北海道なので、冬季は閉鎖しています。

 手前の作品の足元には「若草と馬」という題と、1989年という設置年を刻んだプレートがはめられていました。


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(この項続く) 


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