毎年、札幌圏を中心に道内美術作家によるフレッシュな美術展を開催している札幌芸術の森美術館。
今年は、物故者2人を含む14人が絵画やインスタレーションを出品します。
美術館初登場という若手もいて、なかなか楽しそうです。
参加する作家は次の通り(敬称略)。
浅井憲一、一原有徳、果澄、紅露はるか、佐藤武、佐藤克教、武田浩志、谷口一芳、坂東史樹、久野志乃、平向功一、森川ヒロシ、山本祐歳、矢元政行
このうち、一原さんと佐藤さんは物故者。「版画界の奇才」という点でも共通しています。
下の方に、出品者の略歴と、関連記事へのリンクをつけました。
2012年9月29日(土)~11月4日(日)午前9時45分~午後5時00分(入館は午後4時30分まで)
会期中無休
札幌芸術の森美術館(南区芸術の森2)
・地下鉄南北線「真駒内」駅のバスターミナル2番乗り場から出るバス(どの路線でも可)に乗り継ぎ、「芸術の森入口」降車
観覧料:一般・700円(560円)、高校生・大学生350円(280円)、小・中学生150円(120円)
※( )内は、前売り/20名以上の団体料金。本郷新記念札幌彫刻美術館の半券を持っている人。
※65才以上は当日560円(団体450円)
※障がい者手帳持参者は、本人と付き添い1人無料。
※野外美術館、佐藤忠良記念子どもアトリエとの共通券もあり
●ライブペインティング
出品作家の果澄が、美術館エントランスロビーの壁面に絵画を描く公開制作を行います。
日時:9月29日(土)、30日(日) 午前10時30分~午後5時
料金:無料
---------
●ギャラリートーク
担当学芸員が展覧会をご案内します。
日時:10月6日(土)午後2時~2時40分
料金:無料(当日有効の観覧券が必要)
佐藤武
1947年、千歳生まれ、札幌在住。
インドなどの古い建物を素材に、時が止まってしまったかのような、崩壊の予感に満ちた光景を描く。「北海道現代具象展」にも出品
【告知】佐藤武展-暮れゆく大地ー (2011年7月18~23日、札幌)
■見えるもの⇔見えないもの-イマジネーションのちから-(2009年)
■佐藤武展 25年の軌跡(2007年)
■佐藤武展(2005年)
■佐藤武銅版画展(2004年、画像なし)
■佐藤武展(2003年、画像なし)
浅井憲一
1952年、大阪市生まれ、札幌在住
金属彫刻、インスタレーション。動物などをたくみにデフォルメした作品や、立方体に足が生えたような立体など
□浅井さんのサイト(AZプロジェクト) http://www5f.biglobe.ne.jp/~az_asai/
□STVエントランスアート(06年の個展の様子)
【告知】浅井憲一作品展 むこうがわの風景 (2012年7月11~16日、札幌)
浅井憲一「夢の中」 ハルカヤマ藝術要塞
浅井憲一さん、東京の個展報告会(2009年)
■鉄 強さとやさしさの間で(2007年、画像なし)
■春展-浅井憲一・幸子作品展(2007年)
■2004年11月の個展
■同3月の個展(画像なし)
■03年の個展
■02年の個展
「川」 釧路の野外彫刻
矢元政行
1953年、伊達生まれ、登別在住。
船や塔など巨大な建造物と、そこに群れ集う無数の人物を描く
■矢元政行「記憶の中の情景」
■ACT5展 最終章 (2008年)
■第62回行動展 (2007年)
■矢元政行展(2003年)
=以上画像なし
谷口一芳
1919年、当別(石狩管内)生まれ、札幌在住。
フクロウや鳥を題材に、ときに幻想的な光景を描く
■谷口一芳油彩展(2007年)
谷口一芳展(2003年)
森川ヒロシ
1956年、釧路生まれ、釧路在住。
船などの乗り物をモティーフにした立体だそうです(唯一、筆者が存じ上げない方です)
平向功一
1964年、函館生まれ、札幌在住。
大きな動物、バベルの塔の工事現場など、人間不在の不思議な光景を描く。日本画
■2008日本画の「現在」展
■平向功一展(03年7月)
■平向功一展(03年4月、画像なし)
■第17回北の日本画展(02年、画像なし)
■第77回道展(02年、画像なし)
■第76回道展(01年、画像なし)
坂東史樹
1963年、日高管内浦河町生まれ、札幌在住。
インスタレーション。前回の札幌芸術の森美術館での展示や、昨年の樽前(苫小牧)は話題を呼びました。
■記憶の循環(2011年、苫小牧)
■FIX MIX MAX! 現代アートのフロントライン (2006年)
■絵画の場合2005
■Northern Elements (2002年)
■“The Reassurance Found in Everyday Life”/「安堵感」(2002年)
一原有徳
1910年、徳島県平島村(現阿南市)生まれ、幼少時に来道し、長く小樽に住む。2010年歿
モノタイプ(1点もの)版画の奇才として、50年代に彗星のようにデビュー。日本最大の版画なども作った
一原有徳さんのエピソード
一原有徳さん死去 小樽在住、現代版画の奇才
■一原有徳・多面体 地球の部品掌の中にあり (2010年6月)
小樽市分庁舎に一原有徳常設展示室 設置へ
一原有徳-版の冒険 (光岡幸治著、北海道立近代美術館編)
■一原有徳「炎」
■40周年小樽美術協会展(2008年)
=以下画像なし
■一原九糸郎の俳句
■北海道版画協会小品展(2002年)
■しかおいウィンドウ・アート展(2002年)
■全道展2002
■一原有徳/新世紀へ(2002年)
■一原有徳/北海道の山(2001年)
佐藤克教
1948年、十勝管内中札内村生まれ、2003年帯広で歿
動植物の器官にも似た有機的なかたちが絡み合うモノクロームのせかいを木版画で表現。
果澄
1987年、札幌生まれ、札幌在住
動物が遊ぶ絵画や、鉱物をイメージしたインスタレーション。書を取り入れたポストカードなども制作している
□果澄's art home http://visionquest-jp.com/kasumin/index.html
□ブログ「風と星をさがす旅」 http://kasumiart.exblog.jp/
●果澄さん、テレビに相次ぎ出演予定
■KASUMI Exhibition “START LINE”-光と影の世界-(2009年9月) ■続き
■専門学校札幌デザイナー学院 卒業制作展(2008年2月)
■ウィズユーカード、果澄さんがデザイン
■えとのウィズユーカード
山本祐歳
1960年、札幌生まれ、札幌在住
「Metamoric Animal」と題し、擬人化した動物の木彫を制作。都市や植物のイメージを取り入れた独自の世界
□metamoric animalサイト http://www10.plala.or.jp/metamor/index.html
【告知】山本祐歳展 青の素中へ -Metamoric Animal XVI- (2012年5月24日~6月19日、札幌)
■山本祐歳個展「METAMORIC ANIMALⅩⅢ Liaizon2」(2009年)
■metamoric animal XIII Liaison (2009年6月)
■metamoric animal XII タダ・ミル(2008年5-6月)
■Metamoric Animal グレイの内から(07年11月)
■Metamoric Animal XI RED-あたたかな水色(07年9月)
■metamoric animal XI wood carving “Tasting”&“BAZAR” (07年3月)
■山本祐歳 Metamoric Animal X(06年)
■SWING(04年、画像なし)
紅露はるか
1981年、札幌生まれ、札幌在住
日本画。自然の風景を軸にした、シンプルでやさしい、絵本を思わせる世界
□はるかはる http://harukaharu.fc2web.com/
■佐野妙子・富樫はるか2人展 vol.5(2010年)
■佐野妙子 富樫はるか2人展(2009年)
■富樫はるか個展(2008年9月)
■佐野妙子 富樫はるか2人展(08年3月)
■佐野妙子 富樫はるか2人展(06年)
■とがしはるか「おやじちゃん」が出ました
■北海道教育大学日本画教室展(04年、画像なし)
■札教大卒展(04年。画像なし)
■にかわ絵展(04年。14の項。画像なし)
■aoiro 富樫はるか・日本画とペン画(02年。29日の項目、画像なし)
■にかわ絵展(03年、画像なし)
武田浩志
1978年、札幌生まれ、札幌在住
ポップな色彩と、透明感あるマチエールを重ね合わせた独自の絵画。「絵画の場合」など各種グループ展にも積極的に出品
□ http://www.hiroshitakeda.com/
■Hiroshi Takeda [Utopia Momo-Iro 3] (2011年)
【告知】Pistol 3 (2011年2月26日~3月13日)
■武田浩志作品展 (2010年2月)
■水脈の肖像09-日本と韓国、二つの今日 (2009年12月)
■atta galleryに行ってきました (2009年3月)
■500M美術館(2007年)
■ライジングサン・ロックフェスティバル (2007年)
■Hiroshi Takeda a.k.a. Azkepanphan [Utopia MoMo-lro2](2007年)
■PISTOL 2-SHU SAITO & HIROSHI TAKEDA a.k.a. Azkenpanphan Exhibition(2007年)
■武田浩志「A(&m).s.h.」 タケダsystem vol.02 (2003年)
久野志乃
1978年、日高管内様似町生まれ、札幌在住
絵画。夢の中のような、物語の一シーンを思わせる世界。後ろ向きの点景人物が、連想を誘う
■久野志乃個展「物語の終わりに,」 (執筆中)
■Pre-MADE (2008年)
■久野志乃と齋藤周展 かるいからだ (2008年)
■久野志乃個展(05年)
今年は、物故者2人を含む14人が絵画やインスタレーションを出品します。
美術館初登場という若手もいて、なかなか楽しそうです。
参加する作家は次の通り(敬称略)。
浅井憲一、一原有徳、果澄、紅露はるか、佐藤武、佐藤克教、武田浩志、谷口一芳、坂東史樹、久野志乃、平向功一、森川ヒロシ、山本祐歳、矢元政行
このうち、一原さんと佐藤さんは物故者。「版画界の奇才」という点でも共通しています。
下の方に、出品者の略歴と、関連記事へのリンクをつけました。
2012年9月29日(土)~11月4日(日)午前9時45分~午後5時00分(入館は午後4時30分まで)
会期中無休
札幌芸術の森美術館(南区芸術の森2)
・地下鉄南北線「真駒内」駅のバスターミナル2番乗り場から出るバス(どの路線でも可)に乗り継ぎ、「芸術の森入口」降車
観覧料:一般・700円(560円)、高校生・大学生350円(280円)、小・中学生150円(120円)
※( )内は、前売り/20名以上の団体料金。本郷新記念札幌彫刻美術館の半券を持っている人。
※65才以上は当日560円(団体450円)
※障がい者手帳持参者は、本人と付き添い1人無料。
※野外美術館、佐藤忠良記念子どもアトリエとの共通券もあり
●ライブペインティング
出品作家の果澄が、美術館エントランスロビーの壁面に絵画を描く公開制作を行います。
日時:9月29日(土)、30日(日) 午前10時30分~午後5時
料金:無料
---------
●ギャラリートーク
担当学芸員が展覧会をご案内します。
日時:10月6日(土)午後2時~2時40分
料金:無料(当日有効の観覧券が必要)
佐藤武
1947年、千歳生まれ、札幌在住。
インドなどの古い建物を素材に、時が止まってしまったかのような、崩壊の予感に満ちた光景を描く。「北海道現代具象展」にも出品
【告知】佐藤武展-暮れゆく大地ー (2011年7月18~23日、札幌)
■見えるもの⇔見えないもの-イマジネーションのちから-(2009年)
■佐藤武展 25年の軌跡(2007年)
■佐藤武展(2005年)
■佐藤武銅版画展(2004年、画像なし)
■佐藤武展(2003年、画像なし)
浅井憲一
1952年、大阪市生まれ、札幌在住
金属彫刻、インスタレーション。動物などをたくみにデフォルメした作品や、立方体に足が生えたような立体など
□浅井さんのサイト(AZプロジェクト) http://www5f.biglobe.ne.jp/~az_asai/
□STVエントランスアート(06年の個展の様子)
【告知】浅井憲一作品展 むこうがわの風景 (2012年7月11~16日、札幌)
浅井憲一「夢の中」 ハルカヤマ藝術要塞
浅井憲一さん、東京の個展報告会(2009年)
■鉄 強さとやさしさの間で(2007年、画像なし)
■春展-浅井憲一・幸子作品展(2007年)
■2004年11月の個展
■同3月の個展(画像なし)
■03年の個展
■02年の個展
「川」 釧路の野外彫刻
矢元政行
1953年、伊達生まれ、登別在住。
船や塔など巨大な建造物と、そこに群れ集う無数の人物を描く
■矢元政行「記憶の中の情景」
■ACT5展 最終章 (2008年)
■第62回行動展 (2007年)
■矢元政行展(2003年)
=以上画像なし
谷口一芳
1919年、当別(石狩管内)生まれ、札幌在住。
フクロウや鳥を題材に、ときに幻想的な光景を描く
■谷口一芳油彩展(2007年)
谷口一芳展(2003年)
森川ヒロシ
1956年、釧路生まれ、釧路在住。
船などの乗り物をモティーフにした立体だそうです(唯一、筆者が存じ上げない方です)
平向功一
1964年、函館生まれ、札幌在住。
大きな動物、バベルの塔の工事現場など、人間不在の不思議な光景を描く。日本画
■2008日本画の「現在」展
■平向功一展(03年7月)
■平向功一展(03年4月、画像なし)
■第17回北の日本画展(02年、画像なし)
■第77回道展(02年、画像なし)
■第76回道展(01年、画像なし)
坂東史樹
1963年、日高管内浦河町生まれ、札幌在住。
インスタレーション。前回の札幌芸術の森美術館での展示や、昨年の樽前(苫小牧)は話題を呼びました。
■記憶の循環(2011年、苫小牧)
■FIX MIX MAX! 現代アートのフロントライン (2006年)
■絵画の場合2005
■Northern Elements (2002年)
■“The Reassurance Found in Everyday Life”/「安堵感」(2002年)
一原有徳
1910年、徳島県平島村(現阿南市)生まれ、幼少時に来道し、長く小樽に住む。2010年歿
モノタイプ(1点もの)版画の奇才として、50年代に彗星のようにデビュー。日本最大の版画なども作った
一原有徳さんのエピソード
一原有徳さん死去 小樽在住、現代版画の奇才
■一原有徳・多面体 地球の部品掌の中にあり (2010年6月)
小樽市分庁舎に一原有徳常設展示室 設置へ
一原有徳-版の冒険 (光岡幸治著、北海道立近代美術館編)
■一原有徳「炎」
■40周年小樽美術協会展(2008年)
=以下画像なし
■一原九糸郎の俳句
■北海道版画協会小品展(2002年)
■しかおいウィンドウ・アート展(2002年)
■全道展2002
■一原有徳/新世紀へ(2002年)
■一原有徳/北海道の山(2001年)
佐藤克教
1948年、十勝管内中札内村生まれ、2003年帯広で歿
動植物の器官にも似た有機的なかたちが絡み合うモノクロームのせかいを木版画で表現。
果澄
1987年、札幌生まれ、札幌在住
動物が遊ぶ絵画や、鉱物をイメージしたインスタレーション。書を取り入れたポストカードなども制作している
□果澄's art home http://visionquest-jp.com/kasumin/index.html
□ブログ「風と星をさがす旅」 http://kasumiart.exblog.jp/
●果澄さん、テレビに相次ぎ出演予定
■KASUMI Exhibition “START LINE”-光と影の世界-(2009年9月) ■続き
■専門学校札幌デザイナー学院 卒業制作展(2008年2月)
■ウィズユーカード、果澄さんがデザイン
■えとのウィズユーカード
山本祐歳
1960年、札幌生まれ、札幌在住
「Metamoric Animal」と題し、擬人化した動物の木彫を制作。都市や植物のイメージを取り入れた独自の世界
□metamoric animalサイト http://www10.plala.or.jp/metamor/index.html
【告知】山本祐歳展 青の素中へ -Metamoric Animal XVI- (2012年5月24日~6月19日、札幌)
■山本祐歳個展「METAMORIC ANIMALⅩⅢ Liaizon2」(2009年)
■metamoric animal XIII Liaison (2009年6月)
■metamoric animal XII タダ・ミル(2008年5-6月)
■Metamoric Animal グレイの内から(07年11月)
■Metamoric Animal XI RED-あたたかな水色(07年9月)
■metamoric animal XI wood carving “Tasting”&“BAZAR” (07年3月)
■山本祐歳 Metamoric Animal X(06年)
■SWING(04年、画像なし)
紅露はるか
1981年、札幌生まれ、札幌在住
日本画。自然の風景を軸にした、シンプルでやさしい、絵本を思わせる世界
□はるかはる http://harukaharu.fc2web.com/
■佐野妙子・富樫はるか2人展 vol.5(2010年)
■佐野妙子 富樫はるか2人展(2009年)
■富樫はるか個展(2008年9月)
■佐野妙子 富樫はるか2人展(08年3月)
■佐野妙子 富樫はるか2人展(06年)
■とがしはるか「おやじちゃん」が出ました
■北海道教育大学日本画教室展(04年、画像なし)
■札教大卒展(04年。画像なし)
■にかわ絵展(04年。14の項。画像なし)
■aoiro 富樫はるか・日本画とペン画(02年。29日の項目、画像なし)
■にかわ絵展(03年、画像なし)
武田浩志
1978年、札幌生まれ、札幌在住
ポップな色彩と、透明感あるマチエールを重ね合わせた独自の絵画。「絵画の場合」など各種グループ展にも積極的に出品
□ http://www.hiroshitakeda.com/
■Hiroshi Takeda [Utopia Momo-Iro 3] (2011年)
【告知】Pistol 3 (2011年2月26日~3月13日)
■武田浩志作品展 (2010年2月)
■水脈の肖像09-日本と韓国、二つの今日 (2009年12月)
■atta galleryに行ってきました (2009年3月)
■500M美術館(2007年)
■ライジングサン・ロックフェスティバル (2007年)
■Hiroshi Takeda a.k.a. Azkepanphan [Utopia MoMo-lro2](2007年)
■PISTOL 2-SHU SAITO & HIROSHI TAKEDA a.k.a. Azkenpanphan Exhibition(2007年)
■武田浩志「A(&m).s.h.」 タケダsystem vol.02 (2003年)
久野志乃
1978年、日高管内様似町生まれ、札幌在住
絵画。夢の中のような、物語の一シーンを思わせる世界。後ろ向きの点景人物が、連想を誘う
■久野志乃個展「物語の終わりに,」 (執筆中)
■Pre-MADE (2008年)
■久野志乃と齋藤周展 かるいからだ (2008年)
■久野志乃個展(05年)