(27日昼、大幅に追記しました)
表示板の文字がかすれていますが、北海道新聞2000年11月22日の北見版によると「舞・I」がタイトルのようです。
作者の故中井延也さんは、上川管内愛別町出身の彫刻家(1934-99)。
東京芸大の出身で、多摩美大で教壇に立ちました。
1990年には、旭川市の中原悌二郎賞の優秀賞を受けています。
道内では、故郷愛別と、帯広緑ケ丘公園にたくさんの作品が設置されています。
そのほか、札幌芸術の森野外美術館や洞爺湖ぐるっと彫刻公園、「かでる2・7」などでも見ることができるそうです。
2000年春には旭川市彫刻美術館で回顧展も開催されています。
「北海道美術ネット」が始まる直前で、筆者は見ていません。残念。
この作品については、札幌彫刻美術館発行の小冊子「北海道の野外彫刻マップ」に記載がありません。
ただ、わたしが北見にいた1990年代初頭には、現在設置してある北網圏北見文化センターの前にはまだなかったと記憶しております。
前述の北海道新聞の記事によると、中井さんの弟さんが北見で会社を経営しており、2001年に北見市に作品を寄贈。
「高さ一・二メートル、横〇・八メートル、奥行き〇・六メートルで、伝統芸能の能をモチーフにしている」
とのことです。
なんでピラミッド型の枠がかぶせてあるのかは、よく分かりません。
なんだか、月を見上げているようでもありますね。