(承前)
公園のとなりの町内会館にも、作品が展示してありました。
現代アート展のほかに、他の2室に「町の巨匠展」と題して、絵画、書、生け花、絵手紙、水彩画、サンキャッチャー、パッチワークキルトなど多様な作品を並べていたのも特徴です。
中一天さん、金子富子さんの抽象画は、いろいろな色が渦巻く力作でした。
冒頭画像は、阿部典英「ネェダンナサン あるいは 遠くからの祈り」(2022、50×150×150)
新作です。
Kit_A「『殺さないための葬送』、または『核を捨てよ、地球(そと)を見よう』 No Nuclear !! No to WAR!!!」(2017_2022)
いつも題材にしてきたロードコーンをどろどろに溶かし、葬送することで、訴えるアピールの強度を得たともいえる作品。
Kit_A さんの作品で、これほど力強いものは見たことがないです。
渡辺行夫さんは、室内には「乖離する3人」「乖離する意識」を出しています。2021年作。
顔が両側についているのですが、こういうのをどんどん作ってしまう渡辺さんはすごいなあと思います。人間存在の両義性とか矛盾する要素などを、どこかユーモラスに造形していると思えます。
このほか、先日首を中心にした個展を札幌で開いたばかりの彫刻家福江悦子さんが、こんどは木彫を8点も出しています。
なたでスパッと断ち切ったような直線を生かした大胆な作品が多く、先日の個展とはだいぶ趣が異なります。
「雷魚」(2021)「遠景」(2020)「沈む」(2021)
「home」「home」「sail」「sail」「dance」(以上2022)
他の作品は次のとおり。
上嶋秀俊「光の中へ」
江川光博「INC A」「INC B」「INC C」
大谷美由起「collection」(同題5点)
大谷さんはアクリルとエアブラシによる軽快な抽象画ですが、上からつるしたり、いろいろな展示方法をとっていました。
2022年5月14日(土)~22日(日)午前10時~午後6時(最終日~5時)
新光南会館(小樽市新光5)
□公式サイト https://art.asari.cc/
過去の関連記事へのリンク
■福江悦子個展「大夢」 (2022)
■40周年小樽美術協会展 (2008)=大谷さん
(阿部典英、渡辺行夫、Kit_A の各氏については、前項を参照してください)
公園のとなりの町内会館にも、作品が展示してありました。
現代アート展のほかに、他の2室に「町の巨匠展」と題して、絵画、書、生け花、絵手紙、水彩画、サンキャッチャー、パッチワークキルトなど多様な作品を並べていたのも特徴です。
中一天さん、金子富子さんの抽象画は、いろいろな色が渦巻く力作でした。
冒頭画像は、阿部典英「ネェダンナサン あるいは 遠くからの祈り」(2022、50×150×150)
新作です。
Kit_A「『殺さないための葬送』、または『核を捨てよ、地球(そと)を見よう』 No Nuclear !! No to WAR!!!」(2017_2022)
いつも題材にしてきたロードコーンをどろどろに溶かし、葬送することで、訴えるアピールの強度を得たともいえる作品。
Kit_A さんの作品で、これほど力強いものは見たことがないです。
渡辺行夫さんは、室内には「乖離する3人」「乖離する意識」を出しています。2021年作。
顔が両側についているのですが、こういうのをどんどん作ってしまう渡辺さんはすごいなあと思います。人間存在の両義性とか矛盾する要素などを、どこかユーモラスに造形していると思えます。
このほか、先日首を中心にした個展を札幌で開いたばかりの彫刻家福江悦子さんが、こんどは木彫を8点も出しています。
なたでスパッと断ち切ったような直線を生かした大胆な作品が多く、先日の個展とはだいぶ趣が異なります。
「雷魚」(2021)「遠景」(2020)「沈む」(2021)
「home」「home」「sail」「sail」「dance」(以上2022)
他の作品は次のとおり。
上嶋秀俊「光の中へ」
江川光博「INC A」「INC B」「INC C」
大谷美由起「collection」(同題5点)
大谷さんはアクリルとエアブラシによる軽快な抽象画ですが、上からつるしたり、いろいろな展示方法をとっていました。
2022年5月14日(土)~22日(日)午前10時~午後6時(最終日~5時)
新光南会館(小樽市新光5)
□公式サイト https://art.asari.cc/
過去の関連記事へのリンク
■福江悦子個展「大夢」 (2022)
■40周年小樽美術協会展 (2008)=大谷さん
(阿部典英、渡辺行夫、Kit_A の各氏については、前項を参照してください)
公園と会館に展示されている作品のご紹介をありがとうございました。楽しく、ハルカヤマ藝術要塞を重ねて懐かしい思いがしました。
第2回ということで、3回もありそうですね。場所もJR小樽築港駅からバスに乗り換え、「木工団地」で下車。徒歩5分内とアクセスもいいので楽しみです。
典英さん、ぜんぜんお元気なので(80代に見えない!)、来年以降も期待したいと思います。
ハルカヤマに比べるとぜんぜん小規模で、学校のグラウンドみたいなところにぽつんぽつんと作品が並んでいる様子は、2001年ごろに上砂川や栗沢で開かれていた野外展を思い出しました(誰も知らないか…)。