4月30日にオホーツク管内滝上町の町役場前で見たふたつの野外彫刻を順次紹介する。
このブログでも何度も言及してきた、札幌彫刻美術館編「北海道の野外彫刻」には、滝上町の作品はひとつも紹介されていない。
これは、2点が新しいというよりは、同美術館のアンケートに対し、滝上町が回答しなかったために、記載がないのだろう。
大きい作品から紹介すると、これは札幌の堀木淳平さんの作品。
堀木さんの作品は、白石区にあるものと同様、あえて正面性を排除し、見る方角によってまったく印象が異なるのが特徴だ。
上半分の色は、毎年5月に見ごろを迎える滝上公園のシバザクラを意識しているに違いない。
下半分のステンレスの軽快さと、心地よい対称をかたちづくっている。
滝上は「童話村」を掲げたまちおこしに取り組んでおり、役場の建築デザインも、役所らしくないメルヘン調のようだ。
なお、下の関連記事でも触れておいたが、堀木さんはこの7、8年ほど、どんな活動をしているのか、全くわからない。
□堀木氏のサイト
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