この2、3年ほど札幌では人形の展覧会が盛んになっている。
筆者は個々の人形のよしあしはあまりわからないけれど、今回の8人展は、展示の仕方がなかなか独創的でおもしろいのでアップします。
(作者、作品名など、もし間違っていたらご面倒でもご教示ください)
左は青鬼紫杏「マリエル」。ドラマ的、演劇的な感性を漂わせていると思う。
右は天井からつり下がっている月郎雪「星降る泉」。
左は桐原ユウ「森淵」。右脚は、欠損というよりも、樹木に化していく瞬間を表現しているというべきか。古代ギリシャ神話を参照しているのかもしれない。
右は岡本冥音「無題」。意外と珍しいトルソ。胸に止まったチョウがエロティシズムをほのかに感じさせる。
左はテルイシホ「詩篇」と「grand reche」(eはアクサンテギュ付き)。鉛直性と水平性を同時に感じさせるドラマチックな構成の展示。
右は北村名緒「karura」。北村さんは向かい側に「和人形」を、花札を交えて展示し、作風の幅が広い。
左は水月「無題」。ちょっと固めの表情が魅力かも。
右は青木萌「まどろむ子」「ふたご(金髪)」「ふたご(黒髪)」など。これもインスタレーションみたいな展示の仕方がおもしろい。
ほかにも、記事を書いていない人形展があるので、なるべく早くアップしますね。すみません。
2016年10月19日(水)~24日(月)午後1:00~9:00(土日午前11:00~午後7:00、最終日も午後7時まで)
OYOYO まち×アートセンター (札幌市中央区南1西6 第2三谷ビル 6階)