何度もおなじことばかり書いているような気もするけれど、ことしのRising Sun Rock Festival(RSR)では、前日までの大雨で、足元が非常に悪く、歩行にえらく難儀した。
冒頭の画像は、見ている分には美しいが、テントサイトの中でこのように照明がなされているところはごく一部で、懐中電灯などを持っていなければほとんど足元の見えないところが大半。
とくに、ことしは例年より会場内が暗かったように感じたのだが、気のせいだろうか。
次の画像、遠くに見える白い建物はアーステント。
ことしはアーステントの建物が、テントから骨組みのあるものに更新されていた。
それはさておき、アーステント前のサンクス附近はそこそこ湿地帯だった。アーステントの反対側にあるクリスタルパレスからローソンにかけての一帯もひどかった。
テントサイト「ヒグマ」附近の一部は、上の2枚の画像のように、土砂をブルドーザーか何かで掻いていた。
こうでもしなければ、水が抜けなかったのだろう。
ほかに、この湿地帯・泥田の影響として、なんともいえないにおいが発生したことがある。
筆者はこれまで、酪農地帯を車で通るときのにおいを、乳牛の糞によるものだと思っていたが、どうやら泥のにおいだったようだ。
もうひとつ影響として挙げられるのは、虫が例年になく多かったこと。
いつもの年ならライジングサンの会場は、夏の夜のわりにはほんとうに虫が少なく、友人たちと冗談で
「エコ、エコいってるけど、ほんとは本番前に殺虫剤を大量に散布してるんじゃないの?」
などと言い合っていたほどだ。
ところが今年は、蚊など飛来系も、コガネムシのような「地面はいまわり系」も等しく多かった。
まあ、会場のあちこちにビオトープを作ったようなもんだからなあ。
そして、これも何度か書いたが、こんなにひどいのはHEAVEN'S TENT SITEと、そのまわりのアーステント、クリスタルパレス周辺、サンステージ前のメーン道路だけで、マーキュリーロードに上ると、まったく影響がなかったこと。これもふしぎだが、水はわずかな土地の高低さに敏感なのである。
(この項続く。参加したみなさんもすでに現実に復帰しておられるでしょうが…)