きょう、版画家の川口巧海さんのツイート( https://twitter.com/Takumi_Kawa48/status/556012738829225986 )で知った。
札幌市中央区北3西3、大同生命ビル3階と4階にある貸しギャラリー、大同ギャラリー http://www.daido-gallery.jp/ が、2016年3月29日で閉館という。
http://www.daido-gallery.jp/archives/2310
正式リリースは1月12日に出ていた。
大同ギャラリーは1975年8月の開設。大同生命ビルができたときは、空中庭園のあるビルとして、札幌駅前通のランドマークになった。
大丸藤井スカイホールと札幌時計台ギャラリーが札幌市内のギャラリーの第一世代だとすれば、大同ギャラリーは、1980年代以降に札幌で増えていったギャラリーの一つだ。いわば第2世代である。
大同生命ビルは、地下から、ギャラリーの入り口の3階まで、螺旋階段があるという独特の設計でも際立っていた。
2011年に札幌駅前通地下歩行空間(チ・カ・ホ)が開通して以降は、地下から直結となった。
螺旋階段もエレベーターも3階からしか出入りできず、3階と4階は、ギャラリー内部で吹き抜けの、いわばメゾネットになっている。
床と壁は、4階の方が若干広い。
同じ美術家・グループが2フロアを借りることもあれば、別々に借りることもあった。
展覧会の日程パターンは、木曜に始まり火曜まで、というもの。
土日も空いているのは、見る側にはありがたいが、オフィス街なので、土日の来場者がとくべつ多いというわけではないという話は、何度か耳にした。
筆者が札幌をいったん離れた2010年ごろは、借り手がいなくて「休廊」になっていることが目立ったが、一昨年に戻ってきてからは、ほとんどのスケジュールが埋まっている。
ただ、北海道版画協会、現在開催中の「New Point」などの例外を除けば、毎年、あるいは隔年で必ず同ギャラリーで展覧会を開く作家・グループは意外と少ないという印象がある。
もちろん、ギャラリーも、他の業態の店舗と同じく、誕生したり終わりを迎えたりする。
札幌市の中心部でもこれまでいくつかのギャラリーが閉鎖している。
ただし、閉鎖しているのは、ほとんどがマイナーというか、必ずしも毎週スケジュールが埋まっているわけではないギャラリーや、できて日の浅い会場であり、大同ギャラリーのような、歴史の長く、いつ行っても何がしかの展覧会が開かれているギャラリーの閉鎖は、あまり例がない。
中心部のギャラリーはどこも利用者探しに苦労している。
老舗中の老舗であるスカイホールや札幌時計台ギャラリーでさえ、スケジュールには空欄が目立つ。
札幌のアートシーンも、変わりつつあるという、その象徴といえるかもしれない。
札幌市中央区北3西3、大同生命ビル3階と4階にある貸しギャラリー、大同ギャラリー http://www.daido-gallery.jp/ が、2016年3月29日で閉館という。
http://www.daido-gallery.jp/archives/2310
正式リリースは1月12日に出ていた。
大同ギャラリーは1975年8月の開設。大同生命ビルができたときは、空中庭園のあるビルとして、札幌駅前通のランドマークになった。
大丸藤井スカイホールと札幌時計台ギャラリーが札幌市内のギャラリーの第一世代だとすれば、大同ギャラリーは、1980年代以降に札幌で増えていったギャラリーの一つだ。いわば第2世代である。
大同生命ビルは、地下から、ギャラリーの入り口の3階まで、螺旋階段があるという独特の設計でも際立っていた。
2011年に札幌駅前通地下歩行空間(チ・カ・ホ)が開通して以降は、地下から直結となった。
螺旋階段もエレベーターも3階からしか出入りできず、3階と4階は、ギャラリー内部で吹き抜けの、いわばメゾネットになっている。
床と壁は、4階の方が若干広い。
同じ美術家・グループが2フロアを借りることもあれば、別々に借りることもあった。
展覧会の日程パターンは、木曜に始まり火曜まで、というもの。
土日も空いているのは、見る側にはありがたいが、オフィス街なので、土日の来場者がとくべつ多いというわけではないという話は、何度か耳にした。
筆者が札幌をいったん離れた2010年ごろは、借り手がいなくて「休廊」になっていることが目立ったが、一昨年に戻ってきてからは、ほとんどのスケジュールが埋まっている。
ただ、北海道版画協会、現在開催中の「New Point」などの例外を除けば、毎年、あるいは隔年で必ず同ギャラリーで展覧会を開く作家・グループは意外と少ないという印象がある。
もちろん、ギャラリーも、他の業態の店舗と同じく、誕生したり終わりを迎えたりする。
札幌市の中心部でもこれまでいくつかのギャラリーが閉鎖している。
ただし、閉鎖しているのは、ほとんどがマイナーというか、必ずしも毎週スケジュールが埋まっているわけではないギャラリーや、できて日の浅い会場であり、大同ギャラリーのような、歴史の長く、いつ行っても何がしかの展覧会が開かれているギャラリーの閉鎖は、あまり例がない。
中心部のギャラリーはどこも利用者探しに苦労している。
老舗中の老舗であるスカイホールや札幌時計台ギャラリーでさえ、スケジュールには空欄が目立つ。
札幌のアートシーンも、変わりつつあるという、その象徴といえるかもしれない。
「何ですと!」と驚いてしまいました。
歴史あるギャラリーでしたよね。
(私も実は子供のころに行った記憶があるのです)
他にも時計台ギャラリーや大通美術館の今年の日程を見ていると、不安になって来ます。
私も驚きました。
スカイホールの予定表、昨年までは埋まっていないところは「題未定」となっていましたが、今年上半期のものから、空欄のままです。
やはり、若い人が借りなくなっているのが大きいかと。あと、供給過剰なのかな。