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池田譲さんの遺作が、室蘭市民美術館の正面に設置された

2010年09月08日 08時00分00秒 | 新聞などのニュースから
 北海道新聞2010年9月4日、室蘭版から。

 旧上磯町(現北斗市)出身の石彫家で、2007年に55歳で亡くなった池田譲さんの遺作が、妻みどりさん(59)=函館市在住=から室蘭市民美術館に寄贈されることになり3日、同美術館正面玄関前に設置された。4日に除幕式が行われる。(署名略)

 譲さんは(中略)、1990年には全道展会員に。作品は道内各地に設置され、室蘭には入江臨海公園の「ホーレス・ケプロン顕彰碑」と絵鞆臨海公園の「来航200年記念プロビデンス号祈念碑」の2点がある。

 今回寄贈されたのは、柔らかな丸みを帯びた輪郭が印象的な「作品0510」(高さ145センチ、幅45センチ、奥行き35センチ)。05年10月に完成した遺作だ。

 生前に譲さんと交流し、真っすぐな人柄と作風に魅せられた同美術館関係者らが、みどりさんに寄贈を打診。当初は寂しくて手放す気になれなかったというみどりさんだが「望まれて設置されるのは幸せなこと」と寄贈を決意した。

 設置作業を見守った同美術館の小原章嗣館長は「美術館の新たな顔として大切にしたい」と喜ぶ。函館から駆けつけたみどりさんも「夫は作品を触って鑑賞してもらうことを望んでいた。たくさんの人に親しんでもらえたら」とほほ笑んだ。


 この記事からもうかがえるように、早世した池田さんは、広く慕われていたのですね。このような方が亡くなったのはかえすがえすも残念です。

 また、室蘭の記事は、ふつうの市民ひとりひとりが芸術を愛しているさまが伝わってくるものが多いです。なかなか他の地方の読者に届かないという制約があるのは、残念ですが。

 こんど室蘭に行く機会があれば、ぜひ見てこようと思っています。




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