夏と年末年始恒例の小品展です。
道内の第一線で活動中の画家や彫刻家、工芸家らが出品しています。
8月は毎年異なったテーマ(「女」とか「夏」とか簡単なもの)が設定されていますが、年末年始はとくにありません。
すべて壁掛け型ということもあってか、絵画・版画・イラストレーションが中心です。陶芸や書は例年おらず、写真は1点だけでした。
これだけの顔ぶれがそろうのは、ギャラリーレタラの閉鎖もあって、このさいとうギャラリーの企画展ぐらいになってしまったと思います。もちろん、ここに登場していない画家・アーティストもたくさんいるのですが。
出品作は次の通り(陳列順)。
前川アキ 待春
丸山恭子 旦
箱に入った彫刻。浮き彫りではありません。
水高和彦 Composition
水戸麻記子 遠望
巨大なウサギに乗った、頭部が双眼鏡の人間。背景には門松などが描かれ、正月らしい。
宮地明人 お正月の赤
村本千洲子 昭和のお正月(初詣)
毛内康二 眼内宇宙
このベテラン画家らしい、支持体が立体の抽象画。
毛内やすはる join
山内敦子 お正月
山本洋子 出番がきました
吉川勝久 春の翼 II
吉田敏子 MEMORY-R
渡辺貞之 夜半「うさぎの物語」
渡会純价 マグリットの華
赤石操 a walk
阿智信美智 Buttle for peace 2023
阿部典英 ウサくんとウサちゃん
楽しいコラージュですが、ウサギの真ん中に雪だるまもいます。
あべみち子 あたらしいコレクション
石田眞理子 新(あらた)
泉修次 今年を占う2023
この年末年始展の名物。2年連続で「大吉」でした!
糸井崇史 巷のはなし
人の顔や英文などを織り交ぜた、アメリカの絵入り新聞みたいな独特の作風。KLAUS NOMI 、CABARET VORTAIR は1980年代にとんがった音をロックシーンに響かせたミュージシャンとバンド。糸井さん、キャバレー・ヴォルテール好きなのかな?
今荘義男 作品
新道展の大ベテラン抽象画家。ふだんは抹茶色など渋めの色調ですが、今回は水色の地の中央にレモンイエローの太陽のようにゆがんだ円。この配色はやはりウクライナを意識しているのでしょうか。
上嶋秀俊 夜明けの音
大澤康 希望の旗色
全道展の画家。旗の色は緑。
太田れいこ 新しい扉
岡惠子 寒水仙
日本画。写実的なスイセンですが、背景のグレーが、霧のように非常な奥行き感があっておもしろい。
甲斐野市子 2023ムービング
柿崎煕 光芒
香取正人 大晦日はこれで良し
2匹のシマエビととっくり、おちょこ。風景画をよくする新道展のベテランですが、これはこれであたたかな感じがします。
金子直人 BIG BOSS
金工家ですが、今回は写真。豪邸にありそうな、エメラルドグリーンの水をたたえたプールの手前に太った猫がいるという、変わった光景。新庄剛志監督は関係ありません。
亀井由利 正月にも雨は降る
川西勝 安寧な歳へ
オーカーを基調に色を丁寧に重ねた抽象画。
川本ヤスヒロ 第九を聴く自画像
最近はハイペースで自画像の制作に取り組んでいる全道展のベテラン。水色の顔など配色が独特。
丸藤真智子 白い詩人
北山寛一 SILENT NIGHT
木村富秋 初日
昨年は珍しく、人間の顔を大きく描いていましたが、今年は海岸にキツネ?がたたずむ光景。人間が出てこないのもこの画家には珍しい。
工藤悦子 翔
丁寧に色を重ねた上に、稲妻のような白い直線が走る。深い生命感をたたえた佳作。
後藤和司 希い2023
小林大 母の肖像
小堀清純 赤い海老
斉藤嗣火 楽
坂みち代 新しい年へ
佐久間敏夫 浅春
櫻井マチ子 Rabbit(ラビット)
大小のクレーターがいくつもうがかれた不思議な額縁。くぼみの部分は金彩されている。女の顔を描いた絵は意外と小さい。
佐々木けいし 金族
佐藤愛子 好日
佐藤潤子 新年
佐藤武 孤独な宙
佐藤直行 URATO
佐藤麗子 ひかり
下沢敏也 Re-birth
唯一の陶芸家。
白鳥洋一 おもち
カラーフィールドペインティングで、ピンクや紫の矩形を配した抽象画。
末永正子 春のキザシ
高野理栄子 Ame
高橋智子 for you
武石英孝 鯛 2023
田崎謙一 twilight zone
田中郁子 57と58のあいだ
富田知子 何時青い空が帰って来ますか?
内藤克人 飛ぶかたち~回帰~
永井美智子 華やぐ街
長澤裕子 Lapin'23
中島義博 進軍
ビル街で、建物の一つ一つに顔が描いてある、可愛いのか怖いのか、なんともいえないふしぎな絵。
中田やよひ rose en verne
中野邦昭 春を待つ
中吉功 花 福寿草
青紫の風景画をよくするベテランが描く黄色い花。春への願いが感じられます。
南雲久美子 卯年です。跳ね!はねて~
鳴海伸一 前向きに
タイトルとは裏腹に、こちらに尻を向けているウサギ。絵の奥に向かって前進しているということでしょうか。
西田陽二 薔薇
この豪華さは、並みの画家にはちょっとまねのできない、洋画の王道。
野口秀子 ことしもよろしく
野崎嘉男 福笑いで遊びますか?
鑑賞者の参加型作品。野崎さんは1970~80年代の北海道を代表する抽象画家だが、もう長いこと、さいとうギャラリーの企画展以外で新作を見る機会がほとんどありません。
林 亨 心をうかべて(はのもり)
林弘堯 COSMOS
林弘尭さんは北見のアートシーンを半世紀以上にわたってけん引してきた大ベテラン。ビニールがたわんだアバンギャルドな一作。
林田理栄子 球体人形
羽山雅愉 冬の花
しゃれたドローイングの静物画。
福島靖代 願いを込めて
2022年12月20日(火) ~ 2023年1月8日(日) 午前10時半~午後6時半(最終日~5時)。27、29日~1日休み
さいとうギャラリー(札幌市中央区南1西3 ラ・ガレリア5階)
過去の関連記事へのリンク
■さいとうギャラリー企画展 ゆく年くる年 '21-'22展に香西富士夫さんの遺作が展示されていた
【告知】ゆく年くる年 '20 ー '21 展(以下すべて画像なし)
■ゆく年くる年'18ー'19展
■企画展「ゆく年くる年 '17-'18」
■15→16展
■14→15展
■13→14展
■08→09展
■企画展「07→08」
■06→07展
■05→06展
■03→04展
■02→03展
■2001→02展
■00-01展
道内の第一線で活動中の画家や彫刻家、工芸家らが出品しています。
8月は毎年異なったテーマ(「女」とか「夏」とか簡単なもの)が設定されていますが、年末年始はとくにありません。
すべて壁掛け型ということもあってか、絵画・版画・イラストレーションが中心です。陶芸や書は例年おらず、写真は1点だけでした。
これだけの顔ぶれがそろうのは、ギャラリーレタラの閉鎖もあって、このさいとうギャラリーの企画展ぐらいになってしまったと思います。もちろん、ここに登場していない画家・アーティストもたくさんいるのですが。
出品作は次の通り(陳列順)。
前川アキ 待春
丸山恭子 旦
箱に入った彫刻。浮き彫りではありません。
水高和彦 Composition
水戸麻記子 遠望
巨大なウサギに乗った、頭部が双眼鏡の人間。背景には門松などが描かれ、正月らしい。
宮地明人 お正月の赤
村本千洲子 昭和のお正月(初詣)
毛内康二 眼内宇宙
このベテラン画家らしい、支持体が立体の抽象画。
毛内やすはる join
山内敦子 お正月
山本洋子 出番がきました
吉川勝久 春の翼 II
吉田敏子 MEMORY-R
渡辺貞之 夜半「うさぎの物語」
渡会純价 マグリットの華
赤石操 a walk
阿智信美智 Buttle for peace 2023
阿部典英 ウサくんとウサちゃん
楽しいコラージュですが、ウサギの真ん中に雪だるまもいます。
あべみち子 あたらしいコレクション
石田眞理子 新(あらた)
泉修次 今年を占う2023
この年末年始展の名物。2年連続で「大吉」でした!
糸井崇史 巷のはなし
人の顔や英文などを織り交ぜた、アメリカの絵入り新聞みたいな独特の作風。KLAUS NOMI 、CABARET VORTAIR は1980年代にとんがった音をロックシーンに響かせたミュージシャンとバンド。糸井さん、キャバレー・ヴォルテール好きなのかな?
今荘義男 作品
新道展の大ベテラン抽象画家。ふだんは抹茶色など渋めの色調ですが、今回は水色の地の中央にレモンイエローの太陽のようにゆがんだ円。この配色はやはりウクライナを意識しているのでしょうか。
上嶋秀俊 夜明けの音
大澤康 希望の旗色
全道展の画家。旗の色は緑。
太田れいこ 新しい扉
岡惠子 寒水仙
日本画。写実的なスイセンですが、背景のグレーが、霧のように非常な奥行き感があっておもしろい。
甲斐野市子 2023ムービング
柿崎煕 光芒
香取正人 大晦日はこれで良し
2匹のシマエビととっくり、おちょこ。風景画をよくする新道展のベテランですが、これはこれであたたかな感じがします。
金子直人 BIG BOSS
金工家ですが、今回は写真。豪邸にありそうな、エメラルドグリーンの水をたたえたプールの手前に太った猫がいるという、変わった光景。新庄剛志監督は関係ありません。
亀井由利 正月にも雨は降る
川西勝 安寧な歳へ
オーカーを基調に色を丁寧に重ねた抽象画。
川本ヤスヒロ 第九を聴く自画像
最近はハイペースで自画像の制作に取り組んでいる全道展のベテラン。水色の顔など配色が独特。
丸藤真智子 白い詩人
北山寛一 SILENT NIGHT
木村富秋 初日
昨年は珍しく、人間の顔を大きく描いていましたが、今年は海岸にキツネ?がたたずむ光景。人間が出てこないのもこの画家には珍しい。
工藤悦子 翔
丁寧に色を重ねた上に、稲妻のような白い直線が走る。深い生命感をたたえた佳作。
後藤和司 希い2023
小林大 母の肖像
小堀清純 赤い海老
斉藤嗣火 楽
坂みち代 新しい年へ
佐久間敏夫 浅春
櫻井マチ子 Rabbit(ラビット)
大小のクレーターがいくつもうがかれた不思議な額縁。くぼみの部分は金彩されている。女の顔を描いた絵は意外と小さい。
佐々木けいし 金族
佐藤愛子 好日
佐藤潤子 新年
佐藤武 孤独な宙
佐藤直行 URATO
佐藤麗子 ひかり
下沢敏也 Re-birth
唯一の陶芸家。
白鳥洋一 おもち
カラーフィールドペインティングで、ピンクや紫の矩形を配した抽象画。
末永正子 春のキザシ
高野理栄子 Ame
高橋智子 for you
武石英孝 鯛 2023
田崎謙一 twilight zone
田中郁子 57と58のあいだ
富田知子 何時青い空が帰って来ますか?
内藤克人 飛ぶかたち~回帰~
永井美智子 華やぐ街
長澤裕子 Lapin'23
中島義博 進軍
ビル街で、建物の一つ一つに顔が描いてある、可愛いのか怖いのか、なんともいえないふしぎな絵。
中田やよひ rose en verne
中野邦昭 春を待つ
中吉功 花 福寿草
青紫の風景画をよくするベテランが描く黄色い花。春への願いが感じられます。
南雲久美子 卯年です。跳ね!はねて~
鳴海伸一 前向きに
タイトルとは裏腹に、こちらに尻を向けているウサギ。絵の奥に向かって前進しているということでしょうか。
西田陽二 薔薇
この豪華さは、並みの画家にはちょっとまねのできない、洋画の王道。
野口秀子 ことしもよろしく
野崎嘉男 福笑いで遊びますか?
鑑賞者の参加型作品。野崎さんは1970~80年代の北海道を代表する抽象画家だが、もう長いこと、さいとうギャラリーの企画展以外で新作を見る機会がほとんどありません。
林 亨 心をうかべて(はのもり)
林弘堯 COSMOS
林弘尭さんは北見のアートシーンを半世紀以上にわたってけん引してきた大ベテラン。ビニールがたわんだアバンギャルドな一作。
林田理栄子 球体人形
羽山雅愉 冬の花
しゃれたドローイングの静物画。
福島靖代 願いを込めて
2022年12月20日(火) ~ 2023年1月8日(日) 午前10時半~午後6時半(最終日~5時)。27、29日~1日休み
さいとうギャラリー(札幌市中央区南1西3 ラ・ガレリア5階)
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