オホーツク管内置戸町の中央公民館の廊下に展示してあった絵。
札幌在住で、石狩市厚田にアトリエを構える銅版画家の福岡幸一さんが、若い頃に描いた油彩である。
福岡さんは1947年、北見生まれ。
北見柏陽高を卒業後、一時期は近傍の置戸町で商店を営んでいた。
当時は、創作の柱は、版画ではなく油絵だった。
1970年にはオホーツク美術展(当時は全北見美術展)で協会賞も受賞している。
落ち着いた線描で、冬の木々やアンモナイトを描写している昨今と異なり、原色をぶちまけるようにして描いているのは、やはり当時の風潮に影響されたのか。
同じ時代、神田日勝が、やはり派手な原色を画面全体にいきわたらせた激しい画風の絵を制作していたことを思い出す。
□福岡幸一画集のページ http://w01.tp1.jp/~a160310061/gasyu.html
■福岡幸一版画展 生の記憶 (2011年)
■福岡幸一アンモナイト版画展(2010年)
■福岡幸一版画展(2007年) ●同展のおしらせ
■福岡幸一版画展 ~北の樹、果樹~(2003年)
■福岡幸一版画展(2003年)
■福岡幸一版画展(2002年)
■福岡幸一展(2001年)