micro. 最後の日々 （訂正あり）

　取り壊しが1度は延期になったギャラリーmicro.だけど、ほんとうの解体の日が、いよいよ近づいてきた。

　ご存知の方も多いだろうけど、micro.は、昨夏までは、古い民家を改造した「ギャラリーカフェ実くろ」として使われてきた。
　それを、若手写真家の足立成亮くんたちが運営を引き継ぎ、写真を中心とした自主ギャラリーとして活動してきた。
　さいきんでは、写真だけではなく、現代美術やイラストなど、幅広い発表の場としてつかわれている。
　さらには、インターネットテレビまで開始されているのだ。

　一般的な貸しギャラリーが午後6時か7時には閉まっているのに対し、micro.は夜遅くまであいているので、筆者もしばしば仕事帰りに立ち寄った。たいていは、写真を語る若者らがタムロしていて、初老を過ぎた筆者は
「あー、なんかイイなあ。たまり場だなあ」
と思っていたのだ。
（菅原朋子さんのインスタレーションのときには、だれもいなくて、けっこうコワかったけど）。

（2011年3月追記。これは「菅原朋子」さんではなく「菅原由香」さんではないか。ごめんなさい！）


　micro.では現在、写真やイラストのグループ展を開催中。
　この前にひらかれていたインスタレーションの個展で、壁一面を青で塗ったのを、そのまま活用している。
　2階は、じつはそのインスタレーションとは直接関係ないのだけど、今回の出品者が、1階にあわせて自分たちで塗ったそうな。
　21日午後7時からはライブもある。

　今回の展示のつぎは、たぶん足立君の個展が最後の展覧会ということになるらしい。
　27、28日は盛大にクロージングパーティーを催すことになっている。

　micro.は今後、山鼻地区の民家を借りてあらたな出発をする予定。
　多くの若者たちに愛されたmicro.のラストスパートを、どうぞ見にいらしてください。


07年4月17日（火）－22日（日）　13：00－22：00　art collaboration exhibition 空気ニ溺レル

http://mic-ro.seesaa.net/

http://micro.the-web-tv.com/index.html