(承前)
Fujio Sado “Road Signe to Sea”
佐渡富士夫さんは、1937年生まれ、小樽在住。
(12月27日追記。出品者では最年長)
「小樽派」と呼ばれる風景画家を多く輩出した地にあって、それとは異なる作品のあり方をめざしてきた作家のひとり。
まあ
「小樽の現代美術」
といえば話が早いのかもしれないが、
「じゃ、現代美術ってなによ」
ってことになると、けっこうややこしい問題になったりする。
「現代美術」と「旧来の絵画・彫刻」の違いは、案外、世代の差だったり、団体公募展に属しているか否かだったりすることもあるし。
それはさておき、佐渡さんは、団体公募展には所属していない。
「Pacifi Rim」などのグループ展で米国の作家と交流をはかってきた。
昨年からはジャンル横断的なグループ「かなた」を旗揚げして小樽で展覧会を開き、代表を務めている。
佐渡さんは、幾何学的な形に切った板にまるいへこみを何個もつけ、着彩を施した作品を制作している。
ちょっと見ると、カラーフィルターをつけて撮った月面の写真のようでもある。
今回、いつもとちょっと異なるのは、うまい題をつけたことで、作品がサイトスペシフィックな性格を帯びた点。
この矢印は、確かに、海の方をさしているのだ。
ハルカヤマは、このあとに登場する写真でもわかるが、わりあい近くに海が見える斜面なのである。
佐渡さんの制作風景がよくとらえられている映像がYouTubeにあったので、はりつけておく。
otaru gold#10feat sado fujio
□http://www.myspace.com/sadofujio
□Tokyo Art & Music http://tokyoartmusic.blogspot.com/2011/11/sado-fujio-exhibition-at-gallery-kobo_11.html
【告知】かなた art circulation vol.2(2011年5~6月)
■かなた Art Circuration (2010年)
Fujio Sado “Road Signe to Sea”
佐渡富士夫さんは、1937年生まれ、小樽在住。
(12月27日追記。出品者では最年長)
「小樽派」と呼ばれる風景画家を多く輩出した地にあって、それとは異なる作品のあり方をめざしてきた作家のひとり。
まあ
「小樽の現代美術」
といえば話が早いのかもしれないが、
「じゃ、現代美術ってなによ」
ってことになると、けっこうややこしい問題になったりする。
「現代美術」と「旧来の絵画・彫刻」の違いは、案外、世代の差だったり、団体公募展に属しているか否かだったりすることもあるし。
それはさておき、佐渡さんは、団体公募展には所属していない。
「Pacifi Rim」などのグループ展で米国の作家と交流をはかってきた。
昨年からはジャンル横断的なグループ「かなた」を旗揚げして小樽で展覧会を開き、代表を務めている。
佐渡さんは、幾何学的な形に切った板にまるいへこみを何個もつけ、着彩を施した作品を制作している。
ちょっと見ると、カラーフィルターをつけて撮った月面の写真のようでもある。
今回、いつもとちょっと異なるのは、うまい題をつけたことで、作品がサイトスペシフィックな性格を帯びた点。
この矢印は、確かに、海の方をさしているのだ。
ハルカヤマは、このあとに登場する写真でもわかるが、わりあい近くに海が見える斜面なのである。
佐渡さんの制作風景がよくとらえられている映像がYouTubeにあったので、はりつけておく。
otaru gold#10feat sado fujio
(この項続く)
□http://www.myspace.com/sadofujio
□Tokyo Art & Music http://tokyoartmusic.blogspot.com/2011/11/sado-fujio-exhibition-at-gallery-kobo_11.html
【告知】かなた art circulation vol.2(2011年5~6月)
■かなた Art Circuration (2010年)