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根室・落石への旅(1) 道東は広い!

2011年08月29日 08時42分56秒 | つれづれ写真録

 7月末の「釧路への旅」シリーズがようやく終わり、8月7日の、根室市落石でのアートプロジェクト「落石計画」へ行った際のエントリを書き始める。

 つい

道東は広い!

なんて、表題に記してしまい
「おまえ、道東に住んでるんだろ」
とツッコミを入れられそうだが。
 しかし、オホーツクや十勝とくらべても、根釧台地の広大さは目を見張る。
 感覚がまるで違う。
 「日本じゃないぜ、ここ」
とつぶやきたくなる広さなのだ。



 北海道は、ごく大まかにいうと、北の稚内あたりから南のえりも岬まで、ちょうど真ん中を南北に走る線が分水嶺になっており、そこから東側(地図でいうと右側)が「道東」と呼ばれている。

 これまたおおざっぱにいうと、北海道の人口はおよそ500万人。
 そのうち、左半分に400万、右半分に100万人が住んでいる。

 九州よりも少し小さいくらいの面積に、わずか100万人しかいないのだ。

 この「広さ」の感覚は、いくら写真で紹介しようとしても、うまくつたわらない。

 十勝やオホーツクだと、はるか彼方を望んで
「だいたいあのあたりに●●山があるな~」
と思われるあたりからさらに5割増しの遠くに、地平があるという感覚である。

 だから、誤解をおぞれずに言えば、「世界が広い」感覚なのだ。

 ぜひ、この感覚を体験しに、みなさん、道東、とくに根釧台地にいらしてください。



 さて。
 8月7日。
 片道200キロのドライブへ出発。

 道路沿いでは、秋まきの小麦が実りの季節を迎えていた。
 



 美幌峠からの眺め。
 湖は屈斜路湖である。




 美幌峠からすこしおりたところの国道。





 ようするに、根釧台地はこういう風景ばかりで、国道243号を走っていても、単調さが荘厳ですらある。となりの牧場(家)まで1キロは、ごく普通のことであり、およそ日本の常識的なものさしは、通用しないと思う。




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