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【告知】花と樹の王国/奈良原一高の写真 (2021年4月24日~6月30日、釧路)

2021年04月30日 11時13分59秒 | 展覧会等の予告
 すみません、もう始まっています。初日のアーティストトークは終了しました。
 植物画の展示というよりも、釧路芸術館が取り組む重要なテーマの一つである「自然と芸術」にかかわる企画展で、日本画、油彩、水彩、版画、写真、化石など約200点を展示するとのこと。

 フライヤーには「北海道樹木図譜」がメインビジュアルとなっていますが、その他、高坂和子の絵画、水越武の写真、安積徹の日本画、一原有徳の版画、太田三郎の作品、釧路コールマインの炭鉱から採掘されたメタセコイア化石の画像が載っています。
 一原さんの「木の葉(柏)」は、カシワの葉を刷ったシンプルな作品(道立帯広美術館蔵)。抽象的な世界を多くつくり出し、「現代版画の鬼才」と呼ばれた一原さんにしては非常に珍しい作品ではないでしょうか。
 高坂さんの絵は、遠くから、あるいは小さな図版で見ると写真のようなのに、近づくと粗いタッチで、いつ眺めても不思議です。ご本人は非常に控えめな方で、「わたしの絵は抽象画だから」とおっしゃっていましたが、晩年に東京で個展が企画されるなど評価されていました。

 イベントは次の通り。

ギャラリー・ツアー
5月3日(月)、4日(火)、5日(水)、15日(土)、22日(土)、6月19日(土)いずれも午後2時。
学芸員が見どころを紹介。要観覧券

コレクション・トーク「釧路のお宝・植物化石」
5月8日(土)午後2時
出展の植物化石を所蔵する釧路市立博物館の学芸員が語る

カフェ&トーク「おいしいボタニカル 釧路産ルバーブジャムを味わう」
6月5日(土)午前10時~正午。
定員12人、要事前申し込み(5月27日から受け付け)
1250円(観覧料、パンとのみもの代など含む)

ワークショップ「木の葉版画に挑戦!」
6月12日(土)午後1時半~4時
定員15人、要事前申し込み(6月3日から受け付け)
一般1000円、高大生600円、小中生350円(観覧料、材料実費など含む。小学生は要保護者同伴)

 下の二つは、メール( kushiro-artmu@c-linkage.co.jp )、電話、ファクスで申し込みが必要です。
 参加者名(ふりがな)、年齢、住所、電話番号(ファクス、メールアドレス)を明記のこと。




 なお、同じ日程で、フリーアートルームでは
新収蔵展示 奈良原一高の写真
が開かれます。
 こちらは入場無料
 5月30日(日)と6月27日(日)の午後2時からは無料のギャラリー・ツアーも行われます。

 こっちのほうが気になる人もいるかも。
 道立館のなかでは、釧路は写真に力を入れているのです。


2021年4月24日(土)~6月30日(水)午前9時30分~午後5時、月曜休み(5月3日は開館し、6日休み)
道立釧路芸術館(釧路市幸町4 http://www.kushiro-artmu.jp/ )

一般900円、高大生400円、小中生100円
・釧路・根室管内に住む小中学生は無料
・障がい者手帳、療育手帳などを持っている人と付き添いの人は無料

□ブログ https://blog.goo.ne.jp/kushiro-artmu
□ツイッター @kushiroartmu
□Facebook https://www.facebook.com/%E5%8C%97%E6%B5%B7%E9%81%93%E7%AB%8B%E9%87%A7%E8%B7%AF%E8%8A%B8%E8%A1%93%E9%A4%A8-112659867188544/
□Instagram @kushiroartmuseum



・JR釧路駅から約1.2キロ、徒歩15分
・長距離バスの「フィッシャーマンズワーフMOO(ムー)前」停留所から約250メートル、徒歩4分

・来館者駐車場は8台分。徒歩3分の「釧路錦町駐車場」が1時間無料


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