北海道美術ネット別館

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■トントン工房ゆり介 彫金・鍛金作品展「空の奏で」 (2015年1月22日~2月17日、札幌)

2015年02月16日 23時59分59秒 | 展覧会の紹介-工芸、クラフト
 
 最終日の前日になってしまいましたが、札幌の金工家、竹島俊介夫妻の「トントン工房ゆり介」の展覧会を、カフェエスキスで見てきました。

 エスキスの青い壁を空に見立てて、飛行船が浮かんだり、雲のような時計をちりばめたり、スプーンを星のように並べたり、とっても楽しい壁面があらわれました!
 ドアベルや、音符のような飾りもあります。
 いずれも、銅をたたいたり彫ったりして作ったものです。

 道内にも工芸・クラフトに取り組む作家は大勢いますが、実用物を手がけつつ、それを楽しく陳列することに意を用いている作家は決して多くありません。
 「ゆり介」さんの場合は、個展会場にあわせ、そのつど展示内容を細かく考えているそう。今回も、喫茶店の青い壁に合うようなデザインを心がけたそうです。飲食店の場合は鍋や、食器をかたどった作品を並べたとのことです。




 こちらは鍋に似たあかり。窓のところにはステンドグラスをはめ込んでいます。
 空飛ぶ宇宙船のようで、なんだか楽しいですね。


 入り口のところには、パンやアクセサリーなども並んでいました。

 竹島さんは盛岡生まれ。富山県の高岡の短大で金工を学び、北海道に引っ越してきました。
 5年間の修業をへて、札幌市南区の団地の一室で制作しています。「さすがに溶接などは限界があって、あまり大きい作品は作れないんですが、リベットで小さい部品をくっつけるなどいろいろと工夫するようになりました」
 かわいらしいデザインは奥様の手になるもの。2人だと多彩なアイデアが生まれてくるのでしょう。旺盛な創作意欲を、これからも見せてくれそうです。


2015年1月22日(木)~2月17日(火)正午~午前0時(日祝~午後9時)、水休み
CAFE ESQUISSE(中央区北1西23 メゾン・ド・ブーケ)

yurisuke.com

・ジェイアール北海道バス「北1西20」から約340メートル、徒歩5分
 ※札幌駅、北1西4などから、手稲・銭函方面行き。ただし、快速、都市間高速バスは停車しません
・ジェイアール北海道バス、中央バス「円山第一鳥居」から約450メートル、徒歩6分
 ※快速、都市間高速バスなど全便が停車します

・地下鉄東西線「円山公園」駅5番出口から約460メートル、徒歩6分

・ジェイアール北海道バス「桑11」(JR桑園駅-啓明ターミナル)で「南1条西22丁目」降車、約230メートル、徒歩3分



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