道内初 障害者の美術館、当麻の小学校跡利用し4月オープン

　2010年1月5日、北海道新聞朝刊から。

　【当麻】上川管内当麻町内で、障害者支援施設を運営する社会福祉法人「当麻かたるべの森」（貞森裕一理事長）は、閉校した同町内の小学校校舎を借り、障害者のアート作品を展示する美術館を今年春に開設する。道内初の取り組みで、工房も併設し、障害者の芸術活動の拠点として期待されている。

　美術館が開設されるのは2005年春に閉校した旧伊香牛小。木工や陶芸、絵画などの作品を常時150点ほど展示するギャラリーのほか、これらの工房を併設する。来館者や町民の交流の場として軽食喫茶のスペースも設ける。

　旧校舎は鉄筋コンクリート２階建て延べ約1700平方メートル。約３千万円掛けて内装工事を進め、４月中旬にオープンする予定だ。

（中略）

　旧伊香牛小はＪＲ伊香牛駅から500メートルほどの場所にあり、同法人の横井寿之副理事長は「日本中にいる障害者アーティストを紹介し、多くの人が訪れる場所にしたい」と準備を進めている。

　現在、道立旭川美術館では「北海道のアウトサイダーアート」展がひらかれています。
　旭川でギャラリーラポラポラを開設している陶芸科の工藤和彦さんたちのがんばりもあると思うのですが、上川地方はアウトサイダーアートについて先駆的な地域で、作り手も日當学さんなどがいます。



　地図で見ると国道沿いで、旭川からも車で行きやすい場所。
　アウトサイダーアートに対して理解を広める格好の場所になればいいですね。