北海道美術ネット別館

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クリストフ・バゴノ写真展「ICONOSTASIS」(1月27日まで)

2006年01月16日 15時11分09秒 | 展覧会の紹介-写真
 バゴノさんは札幌アリアンス・フランセーズ院長。昨年秋、台北のアリアンス・フランセーズから移ってきました。
 今回は、台湾の男性をアップでとらえたモノクロ写真ばかりです。モデルは若者から老人まで何人かいるようです。いずれも、被写界深度が極端に浅いため、目にピントが合った写真は口がぼけているといった、ごく狭い範囲に焦点が合った状態。あるいは、無精ひげの生えた口だけのクローズアップだったりします。男性の体温や湿った息までがつたわってきそうな、そんな写真です。
 ところで、写真展のタイトル代わりに、本物のイコンが1点かざられていたりもするわけですが、どうしてイコンなんですか?
「(フランスから見て)台湾は東にあるので、東方正教会を連想します。イコンにも、この写真にも、笑った顔の人はいないところが共通しています」
 うーん。日本人が、おなじ西方ってことで、たとえばモンゴルとフランスに、共通性を見出したりするかなあ。ユーラシアの西の端っこから見ると、ロシアも台湾も「東方は東方」ってことで一緒なのかなあ。ちょっとびっくり。

 アリアンス・フランセーズは世界各地の都市にあり、フランス語教室や各種文化活動をおこなっています。ことしは札幌アリアンス・フランセーズでは、フランス人の写真展を多くひらいていきたいとのことでした。

1月6日(金)-27日(金)10:00-18:00(土曜-19:00)、日祝日休み、札幌アリアンス・フランセーズ・ギャラリー(中央区南2西5、南2西5ビル2階)


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1 コメント

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札幌アリアンス・フランセーズ (札幌アリアンス・フランセーズ友の会)
2010-01-20 18:27:51
札幌アリアンス・フランセーズはフランス政府関連機関であり、札幌で最も権威のあるフランス語学校として高い評価を受けています。講師陣にはパリの有名大学・大学院を卒業した優秀で経験豊富なフランス人講師が多いですので、パリの教養ある人々によって話される標準的なフランス語を学ぶことができます。

【講師陣】
マルタン・ラフィット(パリ・ディドロ大学大学院卒業)
ナディーヌ・フェルチ(パリ・ディドロ大学大学院卒業)
レイラ・ラウアティ(パリ・ソルボンヌ大学大学院卒業)
エヴェリナ・パブロフスカ(パリ・ディドロ大学大学院卒業)
ブリジット・モゼール
トマ池田ドレット


札幌アリアンス・フランセーズ
〒060-0062
札幌市中央区南2条西5丁目10-2 南2西5ビル2階
TEL: 011-261-2771
FAX: 011-261-1507
URL: http://www.voicenet.co.jp/~afsap/afsap_jp.htm
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