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サントリービールの「ザ・プレミアム・モルツ 北海道デザイン缶」は栗谷川健一をデザイン

2020年06月18日 07時47分41秒 | 情報・おしらせ
 サントリーが栗谷川健一の絵をあしらった缶ビールを道内限定で発売するというニュースは、ことし5月9日の北海道新聞で読んで、ずっと近くのスーパーマーケットなどをさがしていました。

 なかなか見つからず、たまたま入った佐呂間町のイエローグローブで、6缶セットを見つけることができました。
 筆者は最近は、あまりお酒を飲みません。たまに買っても、ビールではなく、割安な「第三のビール」を選びま。
 そのため、1缶ずつ売っているコーナーばかりをさがしており、見つからなかったのかもしれません。
 そう思って、近くの生協をのぞいてみたら、「<香る>エール」の6缶セットが置いてありました。

 サントリー酒類北海道支社のサイト( https://www.suntory.co.jp/area/hokkaido/d/10734/ )から引用します。

毎年、多くのお客様からご好評をいただいている「ザ・プレミアム・モルツ 北海道デザイン缶」。今回は、北海道出身のグラフィックデザイナー・栗谷川健一氏が描いた作品を缶のモチーフとして採用しました。栗谷川氏は、北海道の自然や酪農、アイヌ文化などをモチーフにしたイラスト作品を数多く制作。札幌オリンピック招致公式ポスターや第1回さっぽろ雪まつりポスターを手掛けるなど、数多くの功績から「北海道デザイン界の父」と呼ばれています。
今回のデザイン缶では、「北海道に、生きる」というコンセプトのもと、「今までもこれからも北海道の自然と、道民の皆様と共に歩みながら潤す存在であり続けたい」というサントリーの想いを、北海道らしい風景を描写した栗谷川氏のデザインに託し、モチーフとしました。


 引用した文章を読むと、昨年までも同種の企画をしていたみたいですね。

 そして「ザ・プレミアム・モルツ<香る>エール 北海道デザイン缶」も、やはり栗谷川健一の絵をデザインしています。

 「ザ・プレミアム・モルツ」は1961年の「赤いエイレーキ」。「<香る>エール」は1955年の「Hokkaido」。
 いずれも道立近代美術館の所蔵品です。
 「赤い…」は、牧場風景。「Hokkaido」は馬の群れとポプラ。
 いかにも、観光向けの北海道のイメージが満開で、まさに栗谷川健一の面目躍如だと思います。

 どっちにしても高いんだよなあ。
 この記事のためにわざわざビールを1ダースも買うオレって、とわれながら苦笑しちゃいます。


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