道立近代美術館の「これくしょん・ぎゃらりい(所蔵作品展)」といえば、1階が絵画、2階前半がガラス、2階後半がその他-という3部構成であるのが通例だったが、今回は、全体が「水辺の物語」という通しテーマになっているのがとてもめずらしい。これも、水という、具象でも抽象でも、近代美術館お得意のガラスでも、なんでもこいという、絶妙のテーマ設定ゆえだろう。
それにしても、筆者はこの10年間のこれくしょん・ぎゃらりいは、4分の3は見ていると思うけど、にもかかわらず、初めて見た作品が全体の2割以上ある。近代美術館のコレクションの層も、かなり厚くなってきたなあと思う。
よかったのは藤田喬平「海と太陽」。パワフル。とても76歳が作ったとは思えない。
小山昇「摩周湖」も、いつ見てもいいなあ。こんなに神秘的で深い青は、ほかの絵にはまずめったにない。
宮川美樹「刻」は、カモメの頭骨と羽、そして波打ち際の泡。永遠に寄せては返す波と、その前では一瞬に過ぎない生命との、深い深い対比。
6月24日(土)-8月20日(日)
道立近代美術館(中央区北1西17)
それにしても、筆者はこの10年間のこれくしょん・ぎゃらりいは、4分の3は見ていると思うけど、にもかかわらず、初めて見た作品が全体の2割以上ある。近代美術館のコレクションの層も、かなり厚くなってきたなあと思う。
よかったのは藤田喬平「海と太陽」。パワフル。とても76歳が作ったとは思えない。
小山昇「摩周湖」も、いつ見てもいいなあ。こんなに神秘的で深い青は、ほかの絵にはまずめったにない。
宮川美樹「刻」は、カモメの頭骨と羽、そして波打ち際の泡。永遠に寄せては返す波と、その前では一瞬に過ぎない生命との、深い深い対比。
6月24日(土)-8月20日(日)
道立近代美術館(中央区北1西17)
いろいろな個展に足を運ばれていらっしゃるようで、
記事を興味深く拝見しました。
私は「文化庁メディア芸術プラザ」の運営をしている者ですが、
現在私どもでは文化庁メディア芸術祭10周年の企画として、
「日本のメディア芸術100選」というアンケートを行っております。
もしご興味がおありでしたら、ぜひご参加ください。よろしくお願致します。
リストを見ましたが、北海道では見ることができそうもない作品ばかりで、圧倒されました。とりあえず、引き下がります。力不足ですいません。