石川県の九谷焼作家、山下一三さんが、道内では初となる個展を開いており、最終日に見に行きました。
久谷というと、色鮮やかな磁器のお皿で、よくたんすや卓上に飾ってある―というイメージがありますが、山下さんは「工芸品は使ってもらってなんぼ」という考えから、食器などを多く作っています。
また、ふだんは壁につるして飾っておいて、裏表を反転させて皿として使える、ユニークな作品もありました。「磁器なので、さっとふけます」
三つ足の獣は、置物かと思いきや、食卓で砂糖などを入れるのにぴったり。
「酔っ払い」は、中にお酒を1升以上入れることができ、手前のつまみをひねると、中の液体が出てくる仕組みです。
愉快なのは、水牛の角の両尖端を切り落としたような形状をした「スマホーン」。スマートフォンの置き台で、音の増幅装置としても使えます。下の方に穴があいていて、充電用コードを通せるようになっているあたり、便利に設計されています。
道内の陶芸家で、カラフルな絵付けというと、道南の柴山勝さんを思い出しますが、全体的には少数派なので、とても興味深く拝見しました。
2017年10月26日(木)~31日(火)午前11時~午後6時
石の蔵ぎゃらりぃはやし(札幌市北区北8西1)
久谷というと、色鮮やかな磁器のお皿で、よくたんすや卓上に飾ってある―というイメージがありますが、山下さんは「工芸品は使ってもらってなんぼ」という考えから、食器などを多く作っています。
また、ふだんは壁につるして飾っておいて、裏表を反転させて皿として使える、ユニークな作品もありました。「磁器なので、さっとふけます」
三つ足の獣は、置物かと思いきや、食卓で砂糖などを入れるのにぴったり。
「酔っ払い」は、中にお酒を1升以上入れることができ、手前のつまみをひねると、中の液体が出てくる仕組みです。
愉快なのは、水牛の角の両尖端を切り落としたような形状をした「スマホーン」。スマートフォンの置き台で、音の増幅装置としても使えます。下の方に穴があいていて、充電用コードを通せるようになっているあたり、便利に設計されています。
道内の陶芸家で、カラフルな絵付けというと、道南の柴山勝さんを思い出しますが、全体的には少数派なので、とても興味深く拝見しました。
2017年10月26日(木)~31日(火)午前11時~午後6時
石の蔵ぎゃらりぃはやし(札幌市北区北8西1)