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神田日勝記念美術館の2013年度の日程

2013年04月22日 22時22分22秒 | 道内美術館の日程
 十勝管内鹿追町の神田日勝記念美術館から本年度のスケジュールをいただきました。ありがとうございます。
 4月21日までは、昨年度の第2期常設展「神田日勝が描いた人間像」を行っています。

神田日勝 浅野修 生誕75年記念展 4月23日(火)~5月26日(日) 1階・2階展示室

第1期常設展 十勝の風景 4月23日(火)~6月23日(日)1階展示室
                  5月28日(火)~6月23日 2階展示室

室内における人間像~その空間と存在 6月26日(水)~8月25日(日) 1階・2階展示室

第2期常設展 家を巡って 8月27日(火)~11月24日(日) 1階・2階展示室

田島征三 絵本原画展 11月26日(火)~12月8日(日)2階展示室

第3期常設展 神田日勝が描いた馬と牛 11月26日~2014年4月下旬 1階展示室
                        12月10日(火)~2014年4月下旬 2階展示室

 また、隣接の「鹿追町民ホール」では、錨をあげて 独立美術の新しい潮流が4月24日(水)~5月12日(日)に、齋藤吾郎展が8月9日(金)~18日(日)に開かれます。
 前者は、独立展の40代画家に焦点を当てたもので、道内からは波田浩司(江別)、宮地明人(札幌)と、道外の浅見千鶴、市川光鶴、大久保宏美、須藤美保、田口貴大、松原潤、松村浩之、目黒礼子、森京子、吉田宏太郎、米田和秀が出品。企画は、同美術館とも長年仕事をしている美術評論家の中野中さんと、館長の菅訓章さん。

 このなかで注目したいのは「開館20周年記念特別企画展」と銘打たれた夏の展覧会「室内における人間像~その空間と存在」でしょう。
 リーフレットには、次のようにあります。

神田日勝の最後の代表作「室内風景」を中心に、室内に描かれた人間像を主題に、河原温や小山田二郎などを東京国立近代美術館・東京都現代美術館をはじめ道内の美術館が収蔵する作品によりその表現の特徴や時代背景などを探る。


 ご存じのように「室内風景」は道立近代美術館の所蔵品でも人気作です。ただ、これまでも何度か、神田日勝記念美術館でも展示されたことがあります。

 そして、河原温。
 日付絵画というシリーズで知られる、コンセプチュアルアートでは世界的な作家ですが、人前に全く姿を見せない謎の作家でもあります。
 彼は、1950年代に「浴室」という絵画の連作で、衝撃的なデビューを果たしました。1993年に「芸術新潮」誌が評論家や作家にアンケートを行い「戦後美術ベストテン」特集を組んだ際、1位になったのが「浴室」でした。
 東京国立近代美術館の常設展などでは時々見られますが、もしこの「浴室」が鹿追に来るとすれば、北海道の美術にとっては事件とすらいえるのではないでしょうか(ちょっと大げさかな)。

 小山田二郎も特異な作家です。
 ブログ「青い日記帳」で名高いtakさんが、2005年に開かれた小山田二郎展について書いておられますので、参考にしてください。
 道内では、北見市の温根湯温泉にあるホテル「大江本家」内の画廊に1点、常設されています。
 
http://bluediary2.jugem.jp/trackback/265


http://kandanissho.com/

・月曜休み(祝日は開館)、祝日の翌日は休み(土日と重なる場合は開館)
・午前10時~午後5時(受け付けは午後4時半まで)
・一般510円(福原記念美術館との共通券600円)、高校生300円(同300円)、小中生200円(同200円)




・帯広駅ターミナルから北海道拓殖バス「然別湖畔」行きに乗車、「神田日勝記念美術館」降車
・新得駅前から北海道拓殖バスで「鹿追町役場前」降車


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