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2020年8月10日は5カ所 2020年短い夏休み(9)

2020年08月19日 08時09分37秒 | つれづれ日録
(承前)

 事実上の札幌最終日。

 自家用車でギャラリー・美術館巡りへ出かけました。
 新型コロナウイルスの感染予防、雨まじりの空模様という理由のほかに、今のマイカーがそろそろお役御免(買い換え時期)になりそうで、ステアリングを握る機会もなくなりそうだからです。

 (1)にも書きましたが、ご案内をいただいていた展覧会で見られなかったものが多く、ほんとうに残念です。

 この日回ったのは

モエレ沼公園・ガラスのピラミッド(山内悠 惑星)→
カフェ北都館ギャラリー(平向功一小品展行動美術五人展)→
大丸画廊( 紙と鉄―ふたつのカタチ―佐藤隆之・浅井憲一 二人展 )→
道立近代美術館(近美コレクション わたしと絵のあいだに/同 ひと・ヒト・人・・・・・・あつまる人々、つらなる面々太陽の森 ディマシオ美術館コレクション山川草木 美は自然に宿るなんちゃってカエル名画展 ~ふりかえる、よみがえる。キンビで見た、あの展覧会!? あの作品!? いつだってキミは井の中、いや、絵の中にいた!!)→
ギャラリー犬養(TOSHIKI SHIMA spring in confusion dry-point works「おとのかたちから」 井越有紀 高橋幾郎など)

の5カ所。

 いずれも、今年はじめて行ったところばかりです。

 モエレ沼公園には、環状通→三角点通という順路で。



 

 じぶんの記憶のなかにあるモエレ沼公園にくらべると、植木がずいぶん生長していることに、あらためておどろきました。
 ガラスのピラミッド前の木々なんて、ひょろひょろしていたのに、いまは堂々とした感じです。
 それと同時に、木々の育ち方がばらついてきて、いい意味で、当初の人工的な味が薄れつつあるように思いました。
 年月がもたらす「味」のようなものでしょうか。

 ピラミッド内に入ると、2017年の札幌国際芸術祭で、この空間にターンテーブルがずらーっと並んでいたんだよなあとなつかしくなりました。

 ふだんギャラリーとして使われているわけではない空間のほうが、そういう追憶を呼び覚ましやすいような気がしました。


 なお、ギャラリー巡りの途中で、札幌駅近くの駐車場ビルに車をとめて、紀伊國屋書店札幌本店で本を買いました。
 森嶋通夫『日本はなぜ没落したか』(岩波現代文庫)、エリック・ウィリアムズ『資本主義と奴隷制』(ちくま学芸文庫)、椹木野衣『震美術論』(美術出版社)、吉田隆之『芸術祭の危機管理』(水曜社)



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