スクラップアート美術館を出て、美流渡に戻り、さらに車を万字、夕張方面へと走らせる。右手に見えてきた「毛陽交流センター」でひとやすみ。偶然、このセンター内で、野又圭司さんのミニ個展がひらかれているのに遭遇した。
野又さんは、新道展で重厚なインスタレーションや立体造形を発表している40代の作家で、「北の彫刻展」や「札幌美術展」などでの発表も印象深い。
今回、展示されていたのは2点。
うち「life game」は、イーゼルに据えつけられた、表面がガラスになっている薄い木箱。中は迷路になっていて、赤いボールが転がっているので、ちょっと見たらパチンコに似ていなくもない。白い板には、穴があいていて、傍らに「WAR」「CANCER」「MURDER」などと書かれている。
わたしたちは、迷路のような人生をおくっていて、穴からボールが転げ落ちるようにふいに死を迎える。そういう人生の暗喩なのだろう。
皮肉なことに、作品の下部には「DEATH GAME」と書かれている。作品タイトルとは正反対である。が、同じことなんだろうな、とも思う。
穴から入った虫の屍骸が、迷路のあちこちにころがっていて、無常観のようなものをいっそうそそる。
1989年の作品。
もう1点は、2004年の「市場原理」だが、これも初めて見る。
高さ1.4メートルぐらいの函のなかに、ビルを思わせる立体が入っていた。
会場には、会期を示す表示などがいっさいないので、いつまでやっているのかなどはわからない。
なお、この毛陽交流センターまでは、岩見沢駅横のバスターミナルから1日14本のバスが出ている。
ここで1杯100円で売られているリンゴジュースを飲んだら、とてもおいしかった。
□googleマップへのリンク
野又さんは、新道展で重厚なインスタレーションや立体造形を発表している40代の作家で、「北の彫刻展」や「札幌美術展」などでの発表も印象深い。
今回、展示されていたのは2点。
うち「life game」は、イーゼルに据えつけられた、表面がガラスになっている薄い木箱。中は迷路になっていて、赤いボールが転がっているので、ちょっと見たらパチンコに似ていなくもない。白い板には、穴があいていて、傍らに「WAR」「CANCER」「MURDER」などと書かれている。
わたしたちは、迷路のような人生をおくっていて、穴からボールが転げ落ちるようにふいに死を迎える。そういう人生の暗喩なのだろう。
皮肉なことに、作品の下部には「DEATH GAME」と書かれている。作品タイトルとは正反対である。が、同じことなんだろうな、とも思う。
穴から入った虫の屍骸が、迷路のあちこちにころがっていて、無常観のようなものをいっそうそそる。
1989年の作品。
もう1点は、2004年の「市場原理」だが、これも初めて見る。
高さ1.4メートルぐらいの函のなかに、ビルを思わせる立体が入っていた。
会場には、会期を示す表示などがいっさいないので、いつまでやっているのかなどはわからない。
なお、この毛陽交流センターまでは、岩見沢駅横のバスターミナルから1日14本のバスが出ている。
ここで1杯100円で売られているリンゴジュースを飲んだら、とてもおいしかった。
□googleマップへのリンク
帰りに脱輪してえらいめにあったことを思い出しました。もう10年経つのかぁ。(いや、もっとか!)
誰でも拝めるんですか?
でも脱輪も、タタリかもしれないなあ。ちょっと怖い。