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【告知】ハコダテトリエンナーレ2012 (9月7~30日)

2012年09月18日 00時38分24秒 | 情報・おしらせ
 2009年に函館で、開港150周年を記念して行われた「アートフェス ハコトリ」が、今年「ハコダテトリエンナーレ」と改称して第2回が開かれています。
 このときの様子は、下のリンク先を参照してください。
 ずいぶんたくさんの記事がありますが、これでもすべての会場をまわったわけではありません。

 ことしの催しについては、公式サイトに、次のように書かれています。


予算も時間も会場も、本当に何もない中から、「函館にもアートなイベントがあってもいいんじゃないか」という気持ちを持った有志が集まって生まれたこの企画。当初から、トリエンナーレ、すなわち3年に一度開催する継続的な展覧会を意識して、「函館トリエンナーレを目指し、とりあえず実施しよう」という意味で「ハコトリ」と名付けました。

今回は、西部地区にある大正~昭和初期に建てられたママつの建物を会場に、国内で活躍する若いアーティストと、函館に住む若手アーティストに、インスタレーション(架設展示)をしてもらいます。函館の古い街並みを、若きアーティストたちが新たな魅力を加えてくれることでしょう。


 実際は三つの建物のようです。

 「旧大黒湯」に、内海聖史(油絵/茨城県)、中根ちえこ(絵画/大阪府枚方市)、広野じん(木彫/仙台市)の3氏。

 「ギャラリー三日月」に、大島慶太郎(映像/ドイツ・ケルン)、紀あさ(写真・手回しオルガン/横浜市)、コイズミタイチ(木彫/宮城県栗原市)の3氏。

 「弥生町長屋」に、飯田竜太(彫刻/青森県八戸市)、石川潤(平面/渡島管内七飯町)、ささきようすけ(函館市)、佐竹真紀(映像/ケルン)の4氏。

の計10氏が出品しています。
 筆者が知っているのは、函館の隣町に住み札幌でも積極的に発表をしてきている石川さんと、もともと札幌拠点だった大島さん・佐竹さんの3人です。

 「ハコトリ」が、今回会場となっている西部地区のほか、駅前の大門地区、さらに五稜郭地区と、三つの地区にまたがり、一日では見切れないほどのボリュームだったのにくらべると、ずいぶん小規模になってしまったというのが正直な感想です。
 また、ハコトリが、手工芸や書道まで含めたオールジャンルだったのに対し、今回はむしろ純粋美術に比重をうつしているような感もあります。

 ハコトリでは、田口行弘さんの映像など「これは見てよかった!」という作品との出会いがありました。
 今回、本州勢の未知の作家がどんな作品を出しているのか、興味がわいてきます。


2012年9月7日(金)~30日(日)11am~5pm、木曜休み
旧大黒湯(函館市弁天町14)・ギャラリー三日月(弥生町23)・弥生町長屋(弥生町8)





□公式サイト http://hakotri.info/

【前回の告知】●ハコトリ (2009年8月8-30日、函館の元町・西部地区、朝市、五稜郭地区)

ハコトリ(13) 金森みどりの広場
ハコトリ(12) 金森倉庫 Bay Gallery
ハコトリ(11) Cafe sugar、函館市地域交流まちづくりセンター
ハコトリ(10) Peace Piece/ギャラリーあいうえお
ハコトリ(9) すえひろ
ハコトリ(8) 函館元町ホテル
ハコトリ(7) ギャラリーLian、SUQ(スーク)
ハコトリ(6) 弥生町・蔵で野又圭司、田村崇、塩田千春、田口行弘の作品を見る
ハコトリ(5) 函館・駅前大門地区その3
ハコトリ(4) 駅前大門地区の続き
ハコトリ(3) 大門地区
ハコトリ(2) 函館朝市・続き
ハコトリ(1) 函館朝市
ハコトリから帰ってきました


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