(承前)
Madhoka Hirata "Transport"
平田まどかさんは1952年生まれ、札幌在住。
貸しギャラリーで個展を開くことがないし団体公募展にも出品していないので、知る人ぞ知る存在だが、アートとデザインの両方の領域にまたがって自在な活動を続けている。パブリックアートの作品もある。
今年(2012年)は、大地の芸術祭・越後妻有トリエンナーレにも出品した。
今回の作品は「運ぶ」という題。
ご本人に確かめたわけではないが、作品の色と文様は風呂敷を思い出させる。
ただの布であるにもかかわらず、包むものの分量にあわせて自在に大きさを変え、使わないときにはたたんでコンパクトになる、日本人の知恵。しかし、最近では、西洋式のバッグにおされて、ほとんど出番がない。
平田さんの作品は、便利な風呂敷包みにもう一度目を向けてみよう、と言っているように、筆者には思われた。
なお、彼女のパブリックアートについて、新たにエントリをたてる予定。
□平田まどか ZERO WORKS http://www.hiratamadoka.com/index.html
■サッポロ・デザイナーズ・ウオーク「ゴンドラック グッドラック」(2006年)=平田さん出品
Madhoka Hirata "Transport"
平田まどかさんは1952年生まれ、札幌在住。
貸しギャラリーで個展を開くことがないし団体公募展にも出品していないので、知る人ぞ知る存在だが、アートとデザインの両方の領域にまたがって自在な活動を続けている。パブリックアートの作品もある。
今年(2012年)は、大地の芸術祭・越後妻有トリエンナーレにも出品した。
今回の作品は「運ぶ」という題。
ご本人に確かめたわけではないが、作品の色と文様は風呂敷を思い出させる。
ただの布であるにもかかわらず、包むものの分量にあわせて自在に大きさを変え、使わないときにはたたんでコンパクトになる、日本人の知恵。しかし、最近では、西洋式のバッグにおされて、ほとんど出番がない。
平田さんの作品は、便利な風呂敷包みにもう一度目を向けてみよう、と言っているように、筆者には思われた。
なお、彼女のパブリックアートについて、新たにエントリをたてる予定。
□平田まどか ZERO WORKS http://www.hiratamadoka.com/index.html
■サッポロ・デザイナーズ・ウオーク「ゴンドラック グッドラック」(2006年)=平田さん出品
(この項続く)