佐藤潤子さんは後志管内岩内町出身、札幌在住の画家。
個展は4年ぶりです。
100号クラスの大作が並び、圧巻ですが、ことし3月から取りかかった作ばかりと聞き、驚きます。
大きな筆による力強いストロークが特徴で、書の墨象を思わせます。
書と異なるのは、実はエスキスを事前につくっており、線や色の配置などを入念に考えていることです。
勢いある線が昇る竜やヘビを連想させます(あんまりそっちに連想を寄せてしまうと、ヤンキーっぽい美意識に引っ張られてしまい、なんか違うんですが)。
「『大蛇のように慧かれ』という言い回しが聖書にあるんです。世の中、いやなことが多いけれど、それを(ヘビに)食べてしまってほしいという願いもあるし。自由に見てほしいし、オバサンの絵を見て元気をもらってくれたらうれしい」
みたいなことを、佐藤さんは話しておられました。
会場入り口から左手の壁には「nothing」と題した縦位置のシリーズ6点が並んでいます。
支持体の紙に青系がにじみ、他とおなじくアクリル絵の具を使ったとは思えない、水彩画的なマチエールの連作で、鋭い線が画面を縦横に走っています。
佐藤さんは
「他の作品でストロークを書いて腕が疲れたし、ここは直線が欲しかった」
と冗談めかして言っていました。
佐藤さんは道展会員。
他の作品は次のとおり。
喰らう I
喰らう I
喰らう III
蒼
光へ… I
REPEL
煌
光へ… II
move on I
move on II
move on III
move on IV
move on V
nothing I
nothing II
カメラ不調につき、スマートフォンで撮影しています。すみません。
2022年9月29日(木)~10月4日(火)午前10時~午後6時(最終日~5時)
道新ぎゃらりー(札幌市中央区大通西3 北海道新聞社大通館7階)
過去の関連記事へのリンク
■佐藤潤子展 生と再生 (2018)
■佐藤潤子展 (2015)
■Color's 5 色彩からの絵画性-女性5人展 (2013)※画像なし
■佐藤潤子個展(2007年)
■佐藤潤子個展 (2004年)
■佐藤潤子展(2003年)
■佐藤潤子個展(2001年)
(道新ぎゃらりーは、北一条館1階から大通館7階に移転したのが2020年9月なので、すでに2年以上たつのですが、いまだに北1条館の中で迷っている人がいます。以前ぎゃらりーのあった1階通路には「移転しました」という貼り紙が6カ所にありますが、それでも目に入らない人っているんですね。「道新ホール」の入り口から入って、エレベーターでどうぞ)
個展は4年ぶりです。
100号クラスの大作が並び、圧巻ですが、ことし3月から取りかかった作ばかりと聞き、驚きます。
大きな筆による力強いストロークが特徴で、書の墨象を思わせます。
書と異なるのは、実はエスキスを事前につくっており、線や色の配置などを入念に考えていることです。
勢いある線が昇る竜やヘビを連想させます(あんまりそっちに連想を寄せてしまうと、ヤンキーっぽい美意識に引っ張られてしまい、なんか違うんですが)。
「『大蛇のように慧かれ』という言い回しが聖書にあるんです。世の中、いやなことが多いけれど、それを(ヘビに)食べてしまってほしいという願いもあるし。自由に見てほしいし、オバサンの絵を見て元気をもらってくれたらうれしい」
みたいなことを、佐藤さんは話しておられました。
会場入り口から左手の壁には「nothing」と題した縦位置のシリーズ6点が並んでいます。
支持体の紙に青系がにじみ、他とおなじくアクリル絵の具を使ったとは思えない、水彩画的なマチエールの連作で、鋭い線が画面を縦横に走っています。
佐藤さんは
「他の作品でストロークを書いて腕が疲れたし、ここは直線が欲しかった」
と冗談めかして言っていました。
佐藤さんは道展会員。
他の作品は次のとおり。
喰らう I
喰らう I
喰らう III
蒼
光へ… I
REPEL
煌
光へ… II
move on I
move on II
move on III
move on IV
move on V
nothing I
nothing II
カメラ不調につき、スマートフォンで撮影しています。すみません。
2022年9月29日(木)~10月4日(火)午前10時~午後6時(最終日~5時)
道新ぎゃらりー(札幌市中央区大通西3 北海道新聞社大通館7階)
過去の関連記事へのリンク
■佐藤潤子展 生と再生 (2018)
■佐藤潤子展 (2015)
■Color's 5 色彩からの絵画性-女性5人展 (2013)※画像なし
■佐藤潤子個展(2007年)
■佐藤潤子個展 (2004年)
■佐藤潤子展(2003年)
■佐藤潤子個展(2001年)
(道新ぎゃらりーは、北一条館1階から大通館7階に移転したのが2020年9月なので、すでに2年以上たつのですが、いまだに北1条館の中で迷っている人がいます。以前ぎゃらりーのあった1階通路には「移転しました」という貼り紙が6カ所にありますが、それでも目に入らない人っているんですね。「道新ホール」の入り口から入って、エレベーターでどうぞ)