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「森の詩」北見・二番街商店街―再び冬の旅(12) 2022年1月28日美幌→大空→北見

2022年03月07日 08時44分24秒 | 街角と道端のアート
(承前)

 北見市民会館の館内で新たな収穫がなかったので、徒歩で中心商店街へ足を運びました。

 筆者が毎日見ているブログ「サバ奈子」で、北見の野外彫刻を取り上げていたのを思い出したからです。













 ただ、サバ奈子さんのブログでは「一番街」と記されていましたが、もう一本駅から離れた「二番街」ではないかと思います。

 高さ2~3メートルはありそうな金属の円筒形の上に、フクロウやキツツキといった鳥が載っています。6体あるようですが、全景を撮ろうと思うと、重なって見えてしまうのでなかなかうまくいきません。

 鳥は写実的ではなく、黒い粘土を焼きしめたような質感で、ややおおざっぱに造形されているようです。

 これについては、北見ブックレットや北海道デジタル彫刻美術館にもまったく記載がなく、今のところ何かを書いているのは「サバ奈子」さんのブログだけのようです。
 そして、帰宅後に閲覧すると、筆者がうっかりして見落としていたオブジェも載っていました。。。

 芸術や社会教育の文献をさがすよりも、商店街振興組合の歴史を記した本などに当たったほうが良さそうな気もしましたが、この日は北見の中央図書館は休館日でした。




 後日(2月27日)、北見中央図書館で「きたみ中心市街地 史稿№33」(2006年)という冊子を見つけました。
 著者は前川満夫、発行は北見市史編さん事務室、となっています。

 その16ページによると、イトーヨーカドー進出(1985年)に危機感を抱いた北見二条商店街振興組合が「二条リフレッシュ計画」を83年から計画を進めて、85年4月に起工式、5月に着工、8月23日に完成したものだとのこと。総事業費は2億3千万円で、そのうち市が5千万円を負担したとあります。
 各種モニュメントも、そのときの設置です。

 この「森の詩」については

八本のステンレスポールを林立させて、森のイメージを表している。木々の上にカッコウ、シマフクロウ、アカゲラなどの北見を代表する鳥達が宿っている。


とあるだけで、作者や大きさ、鳥の素材などについては触れられていません。

 同じ商店街の、南西側(2丁目)にある「光の詩」と「水の詩」については、それぞれ

日照時間に恵まれた北見の日の出をイメージしたモニュメント。

開拓時代の人間像を抽象化したステレンス清野モニュメントで、畑に施肥するラッパ管を背負った姿をイメージしている。これは噴水となっている。


と書かれていました。

(なお、すぐ近くに設置されている多田紘一「母と子」についてはまったく記載がありませんでした。このときの事業ではないものと思われます)



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