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オホーツク小さな旅(12) 留辺蘂散歩

2010年10月06日 07時51分48秒 | つれづれ日録
承前)

 さて、9月23日の日記をえんえんと書き続けてきたが、とりあえず、9月末限りで廃止になるバス路線2本に乗るという当初の目的は果たしたので、あとは付け足しのようなものだ。

 留辺蘂るべしべは、2006年に北見市と合併した。
 留辺蘂の中心から10キロほど山あいに入ったところに温根湯温泉があるため、特急列車はすべて留辺蘂に停車する。

 佐呂間からのバスも、北見との間を走っているバスも、JR留辺蘂駅前のターミナルを発着する。 
 待合室は意外と狭い。
 佐呂間線の廃止で、ここが始発・終着の路線はなくなった。




 昔は林業で栄え、マチには営林署や、たくさんの製材所があり、森林鉄道がのびていたらしいが、近年は過疎化が進んでいる。もちろん、いまでも製材所や林業関係の事業所は多いが。
 20年ほど前に1万人を数えた人口はいまは8千人ほどしかいないという。
(1960年には2万人に迫っていた)

 中央通りも衰退しているのだろうかと思って歩いてみたら、道道の拡幅にともなって再整備したらしく、ずいぶんきれいになっていた。





 本屋さんに立ち寄り、「北斎の地図帳」などを買う。

 商店街を東の端まであるき、左に折れ、無加川を渡る。





 この留辺蘂橋の欄干には、子どもたちが描いた留辺蘂の歴史の絵をあしらったガラスが飾られている。なんか、いいなあ。

 奥の山は通称紅葉山。
 川を渡って、この山すそを通る道路をてくてく歩く。





 山と川に挟まれた立地もあり、この道路沿いにはほとんど人家はない。
 あっても、このようにすでに廃墟と化している。




 灌漑溝の落成記念碑。

 さて、なぜこうやっててくてく歩いているのかというと…。


この項続く)


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