テキストはあとで書くことにして、取り急ぎ画像をアップする。
北見柏陽高校を卒業し、東京藝大で油彩を学んだ寺井浩一さんが、60歳になったのを機に故郷で開いた大規模な個展である。
ご本人は、親が転勤族であったため、渡島当別(上磯町、現北斗市)に生まれ、札幌などを経て、中学3年から北見に青春時代をすごした。
「抽象画」
とか
「墨などを使って和のテイストのある画面」
などと形容すれば、たしかにそのとおりなのだが、とてもそんな言葉でおさまらない、深い絵画空間の構築に感動した。
これだけの絵画空間をつくりだしている画家は、あんまりいないのではないだろうか。
ともすれば、ジャーナリスティックな見方をしてしまいがちで、この作品は、東日本大震災に衝撃を受けて制作した作品なのだが、そういう主題主義からは遠くはなれた画面はすごいと思う。
2012年8月7日(火)~12日(日)9:30~4:30
北網圏北見文化センター(公園町)
・JR北見駅から北海道北見バス「1 小泉三輪線」の小泉8号行きに乗り「野付牛公園前」降車。徒歩6分
小品展をおなじ期間に開催:
10am~6pm(最終日~3pm)
ギャラリー和香思(北2西2)
□ご本人のサイト