或る人のFacebook でちらっと見て、気になっていたので、最終日に見に行った。一瞥してすぐに、素人による展覧会でないことはわかったが、知らない人に人見知りする筆者の性格が災いして、会場にいた作者に声をかけずじまいで、退去してきた。
帰宅後にネット検索したら、小樽在住、1951年生まれ。
小樽の現代美術家のグループ展などに、コンスタントに発表している。
今回は、平面8点による、シンプルな構成。
このうち4点は、支持体に「×」の字が1~4個浮かび上がっている。これは、描かれているのではなく、凹凸で表現されている。つまり、×を構成する2本の直線ともに片方は平面よりわずかに低く、もう片方はわずかに高くなっている。
作品「2」は、パネル4枚からなる大作で、これのみ、「×」が4個見える。そして、さまざまな色彩がオールオーバーに散らされている。
全体を見ると「×」が目立ちすぎるような気がするが、もしなかったら、とっかかりがなくてさびしい画面になるのかもしれない。
「3」「4」は、×印はなく、ジェッソか何かで画面全体に細かい凹凸をつけた作品。
また、「7」「8」は、着彩を施した長方形と白い五角形の支持体をつなげた。
全体として、きのう「高橋コレクション」を見てきたせいかもしれないが、1980~90年代的なテイストを感じさせる抽象画展だと思う。×印は、世界への否定の印ともとれるが、しかし、静かで完成された世界だと筆者には感じられた。
2013年10月1日(火)~6日(日)午前10時~午後7時(最終日~午後5時)
GALLERY ESSE (札幌市北区北9西3 レ・ノール北9条)
□路地裏ギャラリー 松田研 http://rojiura-s.o.oo7.jp/matsuda/Matsuda_Start.html
帰宅後にネット検索したら、小樽在住、1951年生まれ。
小樽の現代美術家のグループ展などに、コンスタントに発表している。
今回は、平面8点による、シンプルな構成。
このうち4点は、支持体に「×」の字が1~4個浮かび上がっている。これは、描かれているのではなく、凹凸で表現されている。つまり、×を構成する2本の直線ともに片方は平面よりわずかに低く、もう片方はわずかに高くなっている。
作品「2」は、パネル4枚からなる大作で、これのみ、「×」が4個見える。そして、さまざまな色彩がオールオーバーに散らされている。
全体を見ると「×」が目立ちすぎるような気がするが、もしなかったら、とっかかりがなくてさびしい画面になるのかもしれない。
「3」「4」は、×印はなく、ジェッソか何かで画面全体に細かい凹凸をつけた作品。
また、「7」「8」は、着彩を施した長方形と白い五角形の支持体をつなげた。
全体として、きのう「高橋コレクション」を見てきたせいかもしれないが、1980~90年代的なテイストを感じさせる抽象画展だと思う。×印は、世界への否定の印ともとれるが、しかし、静かで完成された世界だと筆者には感じられた。
2013年10月1日(火)~6日(日)午前10時~午後7時(最終日~午後5時)
GALLERY ESSE (札幌市北区北9西3 レ・ノール北9条)
□路地裏ギャラリー 松田研 http://rojiura-s.o.oo7.jp/matsuda/Matsuda_Start.html