北広島市に工房のある陶芸家で、野趣あふれるダイナミックな作風の上ノ大作さんが、同市の森の中にある「黒い森美術館」で個展を開いています。
月、火、水曜しかあいておらず、しかも午前10時から午後3時半までとなかなか厳しい条件の会場ですが、なんとか行ってきました。ほんとはバスで行ってみたかったんですが、時間に余裕がないので、今回も自家用車です。
北広島団地内は車も少なく、団地から竹山方面に折れてしばらく行くと、右側に看板があるのですぐにわかります(もっとも、入り口の向かいに看板が立っているので、気がついたらすぐに曲がらなくてはなりません)。
土は野幌のものなどを用いているそうです。
台も自作。
冒頭画像にあった、木製の長いすも自作です。
上ノさんが「今回は外がメーンになってまして」と言うので、屋外へ出てみます。
冒頭の画像の景色は、外側から見ると、こんな感じです。
この台も上ノさん手作り。
壺にささっている、紅葉した枝は、自宅の周辺からもってきたそうです。
木の立体も上ノさんの作品。
これは、ことしのハルカヤマ藝術要塞でも展示していた作品。
個展に間に合わせるため、要塞最終日の翌日朝には搬出を済ませ、同日夕にはここに運び入れたとのこと。
やはり、設置箇所が異なると、作品から受ける印象もすこし違うかも。
木の大作群をたどっていくと、いちばん奥にあるものは、2010年に北広島市の企画展「あな展」で発表した作品です。
黒い森美術館の周辺は、まだ紅葉が本格化していませんでした。
これからが見ごろかもしれません。
玄関の前にも、壺が置かれて、すっかり周囲の雰囲気になじんでいました。
2013年10月7日(月)~16日(水)午前10時~午後3時30分、ただし木、金、土、日曜休み
黒い森美術館(北広島市富ケ丘509-22)
今回の個展は入場無料
関連記事へのリンク
■上ノ大作「ムノウノ人」 ハルカヤマ藝術要塞(2011)
■あな展(2010年)
■花のある暮らし 身近な自然と暮らし(2009年)
■新茶を愉しむ 旅する茶器(2009年)
■第8回生まれ出ずる土塊展(2008年、画像なし)
■第1回「凍土会陶芸展」 (2008年、画像なし)
■上ノ大作作品展-陶ト木ト紙ト-(2007年、画像なし)
・地下鉄東西線「福住」駅か、JR北広島駅から中央バス「広島線」で「竹山」降車、約560メートル、徒歩7分(時刻表 pdfファイル)