北海道美術ネット別館

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奥山喜生「開拓の鼓動」

2009年06月22日 23時19分38秒 | 街角と道端のアート
 
 作者の奥山喜生氏については赤平出身の彫刻家ということ以外、くわしいことはわからない。
 筆者は個展、団体公募展などで見た記憶がない。

 ネット検索してみても、道内にはいくつか設置作品があるが、北海道以外にはあまりないようだ。


          

 クリップのようなかたちがふたつ、台座なしに地上から生えている。

 道道側と区役所側の両方の地中に、岩のようなものが埋まっている。これらも作品の一部なのだろう。

 この背後に、屯田兵の開拓を記念する碑が五つほどたっている。


          

 後ろ側に見えるのは歩道橋と琴似神社。

 札幌市西区の中心部をなす琴似地区は、明治初期(1875年)に屯田兵が開拓を始めた、札幌でも歴史の古い一帯。
 道内の屯田兵の第1号である。

 区役所が建っているあたり(つまり、この作品のあるところ)に、中隊本部があったという。

 1955年、琴似町が札幌市と合併。 
 いまは、市内屈指の繁華街となっている。



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