10日も仕事。
夕方、仕事の合間に会社を抜け出しました。
ビストロ・カフェ+ギャラリー・オマージュ(金沢一彦版画展)
→ギャラリー大通美術館(空間.u など)
→SCARTS コート(寺島デザイン30周年展 パッケージデザインと支えてくれた仲間たち)
→SCARTS モール (IEIE, Reflected: Phase 1) ~13日
金沢一彦版画展は22点のうち初めて見るとおぼしき作品がほとんど。
亡くなって何年もたちますが、これだけ未見の版画があるとなると、遺族が毎年のように個展を開くのもわかるような気がします。
「空間.u」は、金山当子さんや中間弥生さんらがかつて札幌時計台ギャラリーなどで開いていたグループ展。
10人ほどの出品者がいますが、大洋会北海道支部のメンバーだった植野徳子さんもいるなど所属団体はばらばらで、いったいどういう集まりなのかはよくわかりません。具象も抽象も、水彩ドローイングの人もいます。
(どうやら、砂田友治さんの教え子らしいですが…)
ただ、このタイプの、現代の洋画を追究するグループ展は、近年とみに減っており、貴重な存在だとあらためて感じました。
「寺島デザイン」は、食品パッケージやポスターを中心に、札幌を拠点に活動してきたデザイン事務所の展覧会。
グラフィックデザイナーはどうしても裏方に見られがちなので、こうして表に出るのはとても良いことだと思います。さすがに見せ方もうまい。
もっとも、筆者はひねくれ者なので、こういうしゃれたパッケージデザインよりも、筆文字で書かれて昔からずっと続いている昭和的なパッケージデザインのほうについひかれてしまいます(苦笑)。
「IEIE」は、SCARTS のサイトによると
とのこと。
見せ方はいかにも現代アートっぽく、手際よくまとめられていますが、そもそも
・どうして中谷らは、島を楽器にしようと思いついたのか
・モエレ沼公園で公開実験をしたのは良いが、どうしてモエレ沼が島だといえるのか
の2点が分からなかったのが、最後まで心の中でひっかかりました。
1点目は、20世紀の経済成長・実験芸術の時代特有の「大きいことはいいことだ」的な発想(クリストで頂点に達するといってもいいのですが)が、どうもプロジェクトの根底にあるように感じられるのです。2020年代にもう一度それをやるなら、その発想の克服・自己反省みたいなものが必要なんじゃないでしょうかと思います。
2点目。モエレ沼公園は島でしょうか。
モエレ沼と雁来新川に囲まれているといえなくもありませんが。
厳密には石狩管内当別町なのですが、こっちのほうが島っぽい。
百合が原公園にも、島らしき地形があります。
あと、旧厚別川と厚別川に挟まれたここも捨てがたい。昔は水田でしたが、いまはどうなっているんだろう。
https://siaflab.jp/ieie_reflected_phase1/
11日は微熱と疲労で、午前8時まで寝て、10時から午後8時まで昼寝し、10時には寝ていました。
案内をくださっていた皆さん、申し訳ありません。
夕方、仕事の合間に会社を抜け出しました。
ビストロ・カフェ+ギャラリー・オマージュ(金沢一彦版画展)
→ギャラリー大通美術館(空間.u など)
→SCARTS コート(寺島デザイン30周年展 パッケージデザインと支えてくれた仲間たち)
→SCARTS モール (IEIE, Reflected: Phase 1) ~13日
金沢一彦版画展は22点のうち初めて見るとおぼしき作品がほとんど。
亡くなって何年もたちますが、これだけ未見の版画があるとなると、遺族が毎年のように個展を開くのもわかるような気がします。
「空間.u」は、金山当子さんや中間弥生さんらがかつて札幌時計台ギャラリーなどで開いていたグループ展。
10人ほどの出品者がいますが、大洋会北海道支部のメンバーだった植野徳子さんもいるなど所属団体はばらばらで、いったいどういう集まりなのかはよくわかりません。具象も抽象も、水彩ドローイングの人もいます。
(どうやら、砂田友治さんの教え子らしいですが…)
ただ、このタイプの、現代の洋画を追究するグループ展は、近年とみに減っており、貴重な存在だとあらためて感じました。
「寺島デザイン」は、食品パッケージやポスターを中心に、札幌を拠点に活動してきたデザイン事務所の展覧会。
グラフィックデザイナーはどうしても裏方に見られがちなので、こうして表に出るのはとても良いことだと思います。さすがに見せ方もうまい。
もっとも、筆者はひねくれ者なので、こういうしゃれたパッケージデザインよりも、筆文字で書かれて昔からずっと続いている昭和的なパッケージデザインのほうについひかれてしまいます(苦笑)。
「IEIE」は、SCARTS のサイトによると
「S.I.D.E.」は、デーヴィッド・チュードアや中谷芙二子らによって半世紀前に構想された未完のコンサート計画《Island Eye Island Ear》(通称:IEIE)を再考し、今日的な実現可能性を探るアートプロジェクト「Side Effects 2022 - 2024」を始動しました。そのイベントシリーズの1回目として公開実験と展示を開催します。
とのこと。
見せ方はいかにも現代アートっぽく、手際よくまとめられていますが、そもそも
・どうして中谷らは、島を楽器にしようと思いついたのか
・モエレ沼公園で公開実験をしたのは良いが、どうしてモエレ沼が島だといえるのか
の2点が分からなかったのが、最後まで心の中でひっかかりました。
1点目は、20世紀の経済成長・実験芸術の時代特有の「大きいことはいいことだ」的な発想(クリストで頂点に達するといってもいいのですが)が、どうもプロジェクトの根底にあるように感じられるのです。2020年代にもう一度それをやるなら、その発想の克服・自己反省みたいなものが必要なんじゃないでしょうかと思います。
2点目。モエレ沼公園は島でしょうか。
モエレ沼と雁来新川に囲まれているといえなくもありませんが。
厳密には石狩管内当別町なのですが、こっちのほうが島っぽい。
百合が原公園にも、島らしき地形があります。
あと、旧厚別川と厚別川に挟まれたここも捨てがたい。昔は水田でしたが、いまはどうなっているんだろう。
https://siaflab.jp/ieie_reflected_phase1/
11日は微熱と疲労で、午前8時まで寝て、10時から午後8時まで昼寝し、10時には寝ていました。
案内をくださっていた皆さん、申し訳ありません。