話題の旭川駅をちらっと見てきた。
日本の駅の建築デザインもここまで来たかという感慨にふける。
プラットフォームにある案内表示。
絵の部分は液晶画面になっていて、いろいろ変わる。
停車位置のサインなどもすっきりしていて非常に見やすい。
ただ、これ、雪が吹き込んだりして見えなくなることはないのかな。
プラットフォームと通路をつなぐエスカレーター。
内装には木材がふんだんに用いられ、北海道の木をアピールしている。
旭川駅に名前を刻む10000人プロジェクト、だそうだ。
ローマ字で名前が、板に2人ずつ書いてある。
ここまでくると、アートっぽい。
いすなどを駅の一角に展示してある。家具のマチ旭川らしい。
ただ、あくまで個人的な好みでいわせてもらえれば、デザインが良すぎてなんだか落ち着かない。
岩見沢駅もデザイン的に練られているが、駅舎のうち、駅として使われている部分が意外と狭いので、にぎやかさがある。
新しい旭川駅は、札幌駅並みに広大だが、やはり札幌駅に比べると人が少ない。
そうなると、洗練された部分ばかりが目について、なんだか庶民がいづらい雰囲気になってしまうような気がする。
声を張り上げている弁当屋のおじさんとかが、やりづらそうに見えるのはわたしだけだろうか。
美しい駅もいいけれど、ポスターとかがべたべた貼ってあって、猥雑な感じのする駅も捨てがたい。
解体を待つ旧旭川駅舎。
ちょっと心配なのは、建畠覚造の彫刻が旧駅舎に置きっぱなしになっていたこと。
戦後の抽象彫刻を代表する人の作品なのだが、まちがって捨てたりしないだろうな、JR北海道。